中へ入ると、バルの様ですがこれがレストランのウェイティング ルームとなっています。
老舗だけあって、こう言う有名人の写真がどっさりあります。
ウディ・アレン、そして右の写真がハリソンフォード、その他にもに山盛り
さて、奥に進んでいくとキッチンが一階にあって、 その横の階段を下がっていくと
食堂になると言う変わった作りです。
ドーン~!
階段を下りて食堂の入り口にはこれが置かれていています。
まるで数十年前の田舎のリゾートホテルと見間違う様なノリで笑えます。
さてこの日に来ていた客層ですが非常に解り易いと言うのでしょうか
見て直ぐに分る会社経営者、その幹部、管理職と言った人達でその殆どがこの店の常連。
全部で3種類あるのですが、見ての通りなんとも地味なパンです今時。
これが出てきたときは、なんだかテンションが下がってしまいました。
ところが食べてみると、予想と違いどれも美味しいパンです。
ビール2.50€ ワイングラス白 2€
これは不味かった、まあ安いんですが。
老舗らしいシンプルなお通し。
このお通しとパン代含めて3.50€別途かかりますが、このご飯山盛りのモルシーヨ
中の米がサクサクして、なかなか美味しい気に入りました。
Alcachofas rellenas de setas y gambas 10.50€
アーテイチョークの中にキノコと海老が詰めてあります。
割ってみるとこんな感んじ。
今流行りの創作料理に比べると何とも地味なんですが、味のポイントを押さえた料理で気に入りました。
評4.2/.5.0
満席だったこの日に、一人で来たので少し窮屈なこの席となりましたが目の前で料理を皿に別けるところが見れて面白かったです。
キッチンから出て来た料理を一々ウエイターのおじさんが全て取り分けるのですがこれが昔流と言うのでしょうか。
Koskera Gorria(merluza,almejas y kokotxas) 33€
この店のスペシャルだそうです、結構な値段がします。
アサリ、メルルーサ、そしてココチャと言う メルルーサのアゴ肉で 一匹に一個しかない珍味
今までココチャを美味しいと思った事が無かったのですが、これは美味しい。
そして、なんと言ってもこのソースは絶品もしくはそれに近い。
非常に、この料理気に入りました。
4.2/5.0
プチフールが付くかと思いましたがそれは無し。
総額:57.51€程
総評
バルセロナにある老舗レストランの一軒ですが、今回が始めての訪問となります。
今まで、来なかった理由は市内の中心から外れているのと、何となくオヤジ臭い料理のイメージが あったわけで、どんどん後回しになっていました。
今日食べた感想としては、現在の流行からすると地味でクラシックな料理ですが内容は中々の物で 非常に好印象を持ちました。
あと、サービスは肩の張らないものですがプロのサービス。
黒尽くめのオシャレナな格好できめているだけで本当のサービスの意味を解っていない今時のレストランの若い人達に見習ってほしいぐらいです。
近日中にぜひ再訪して他の料理も試してみたくなる、そんな店です。
味わい:4.2 食材:4.2 技術:4.0 個性:3.7
雰囲気:3.7 ボリューム:3.9 コスト:3.8 サービス:4.3
満足度77点
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