バルセロナで一番最初にミシュランの星が付いたフランス人シエフの店です。
一番の老舗だけあって、このレストランで修業したと言う料理人は数知れずと言ってもいい程で、市内あちこちのレストランで見かけます。
なんだか、久しぶりに来たらこんなのが天井からぶら下がっていました。
レストラン「FREIXA TRADICIO」のまねをしたのでしょうか?
それともあの、地元画家サルバドール・ダリをイメージしたのか?
今日は、アラカルトで前菜とメインをそれぞれ一品。
食べて満腹になり気持ち悪くなるだけなので、コースはやめてまた大して変わり映えしないデザートもパスします。
まず、オリーブオイルとチップス↑
アミューズの4品。
前回食べた時の方が印象が良かったです。
今日は、まあ悪くはありませんが・・2回目だったからでしょうか?
評3.9/5
このアミューズが一番美味しかったかな。
ソブレアサダを乗っけて焼いた物と、フールツの味がする面白いソーセージ。
評4.1/5
パンは5種類ほどから選べます。
どれも美味しく合格です。
バターは、アンチョビ入りで生臭いですが味は悪く無い。
ポーチドエッグが中からとろ~り。
まあ、悪くはありません。
評4/5
奥様の前菜は、海老のタルタルサラダ。
何だか、お子様ランチの様に見えます(笑
子供のままごとじゃあるまいし、皿一杯に盛り付け過ぎです!
ただ、肝心の海老のタルタルサラダは単純なマヨネーズ味で星付きレストランで出すレベルの料理とは思えません。
前月「Can Fbes」で食べた前菜の海老のラビオリと比べたら料理として月とスッポンぐらいの差があります。
評3.6/5
さて私のメインは子羊(ミルクだけで餌を食べる前の)。
付け合わせの野菜、果物は他の料理とも共通の使いまわしですが、この皿の中にはソーセージがあって、それはなかなか面白い組み合わせでした。
さて、お味はアニス(八角)を効かせた味で且つ少し甘めですが、一応合格というところでしょうか。
評4/5
もう少しジューシーさが欲しい様な・・。
ソースを掛けてはくれましたが・。
さてお味は、良くある味と言うか平凡な料理。
まあ、これでも人によっては悪くは無いのでしょうが私には、インパクトまるで無し。
評3.6/5
料理だけなら基本、前菜とメインそれぞれ×2人で100€ほど高くは無いのですがワイングラス5杯に水、パン代とコーヒーに税金8%でこんな感じ。
知らないうちに細かく雪ダルマ式に加算されたと言う印象がありました。
■一言メモ■
前回一人で訪問した時の印象が良くて期待して来ました。
ただし、コースで食べた為にお腹が一杯になって、食後感があまり良かったと言えず、その反省の意味であえてコースをやめて今回はアラカルトにしました。
私の持論となりますが、この店だけに関わらず普段からスペインのデザートはどこも美味しいと思ってないのでデザートは抜きに料理だけを楽しみたかったと言うのも正直あります。
さて今日の料理の印象としては、前回に比べて満足感がいま一つ。
前菜のエビのサラダは、ただのマヨネーズ味と言うだけでわざわざ星付きレストランで食べる様な物ではありませんし、他の料理もそれなりに悪くは無いと言っても期待したレベルに達していません。
あと、シエフの年齢もあるのかも知れませんがぱっと見は綺麗に盛り付けてあるんですが、何だか料理が垢抜けしていない様な気がします。
もし、今日みたいな印象の料理があと1,2回程続いたら私的には、「もうこの店はいいかな、あえて来る事も無いかな・・」となってしまいそうです。
私の個人的な料理の好み、またそれについての考え方もあるとも言えますが、今日は期待し過ぎた反動で厳しい点数付けとさせて頂きました。
評価63点
追)今日、セーブして食べたつもりでも満腹で夜は食べれませんでした。
コース(デグスタシオン)を食べて途中チーズにその後デザートまで完食したら、日本人なら誰だって気持ち悪くなるぐらい満腹になります。
星付きレストランでコースしか頼まない日本人にいい加減そのバカさに気が付いて欲しいと私は願うのですがまた余計なお世話でしょうね (笑