リセウ劇場の横のUnió 通りを少し入ったところにあるバルに来てみました。
昨年9月に開店、地元のグルメの間では少し知られた存在。
お店は、入るとまず長いカウンターがあり奥にもテーブルがあります。
バルセロナにはこう言う感じの「鰻の寝床」の様なバル、レストランを良く見かけます。
ムール貝は、小さめの物を使っています。
以前に他の店で聞いた事がるのですが、大きいものより小さい物の方が汚れていなくて美味しいと一般に言われているそうです。
さて、この店の面白いのは他の店で食べるムール貝のワイン蒸しと違って、ご覧の様にローズマリーとオレガノを丸ごと入れてハーブをたっぷり効かしています。
ハーブ味は確かに面白いですし決して外した料理ではないのですが・・あと少しコクがあればもっと良かったはずです。
評3.8/5
バルセロナの一般的なバルと違って料理は作り置きは少なく一品一品をそれぞれ、ちゃんとその場で作っています。
アーテイチョークのフリート(揚げ物)です。
まあ、すごい量です!
切り方も笑えますね。
素揚げじゃなくて少し衣が付いています。
なんと、これはレモンの輪切りを揚げています。
普通なら揚げ物の横に切ったレモンが添えてあるのですが、そのレモンを薄切りにして一緒に揚げて入れていてしまうとは・・・
これは、面白いアイデアですね。
さて、お味は悪くはないのですがもう少し衣にも何か味が例えば日清の竜田揚げ粉みたいに(笑
付いていれば良いのですが、その点は少し物足りない。
評3.8/5
XATOサラダ。
イワシがドーンと乗っかっています。
これも面白いですね、初めて見ます。
下には、野菜とピーマンを焼いたエスカリバーダ。
さて、食べた感想はと言うと・・
見た目に比べインパクト弱し。
以前「Cal Xim」で食べた絶品に比べる余地も無し。
評3.3/5
牛テール肉の赤ワイン煮込みの上にマッシュポテトを乗せてオーブンで焼いた物です。
お味は悪くありません。
ちゃんとしたレストランで食べるメイン料理と比べても全く遜色なし。
評価4/5
飲み物抜いた料理二人で30€弱。
この味と、量なら間違い無く適正価格です。
■一言メモ■
外から見た感じでは、しょぼい場末のバルそのものですが中の作りは最近の流行りのバルそのもの。
店の雰囲気、またサービス共に悪くありません。
料理も作り置きも少なく、ちゃんと手をかけた物で突出した物はありませんでしたが色々アイデアを出して考えた料理だと思います。
ただし家の近くでしたら、また行っても良いのですが・・わざわざここまで来てと言うのはちょっと厳しいでしょうか。
ランブラス通りと言う場所柄、この辺りにろくな店が無いのですが、そういう点ではこの店は安心してお勧めできます。
評価69点