このブログでおなじみの、世界一著名な地元バルセロナの料理人フェランアドリアの弟アルベルト氏が新たに開店したカクテルバー。
さすがエルブジグループ店だけあって開店4日目ですが既に行列ができています。
中は案外と狭い印象。
ところで私が思うのにはスペインにはカクテル文化が未だ存在しないというか発展途上と言うのか・実際今日の店のバーテンダーと話して、彼も私と同意見でまだスペインは始まったばかりでこれからだと言っていました。
お店の名前は41°と言う事なんですが、意味はなんなんでしょうね?
今回は聞き忘れてしまいました。
さて、カクテルバーなのでカクテルを2杯頼んでみました。
この店の料理を目的に来たので、なるべく甘くないものをと私はカンパリの少し苦みの効いたネグローニ。
そしてを奥さんはいつものブラッデーメアリー。
黄色いイクラ?の様に見えるのはオリーブオイルです。
いわゆるエルブジですね。
さて、お味はと言うと・・
絶品!
これは美味しい、うならされましたほんと。
評4.7/5
ミントがアクセントになりますこちらは。
最初に食べた方が私の好みですが、でも美味しい牡蠣です。
評4.2/5
ぺろりと食べて、気分は天国!と言う感じです。
以前、生牡蠣をバルセロナで食べたいというコメントに関して全否定(笑)しましたが、今回それについては素直に謝ります。スミマセンでした。
ただ、これはフランス産なので日本から来てバルセロナでわざわざとも思いますが・・
牡蠣でテンションがあがってその後に食べたのは「メキシコ万歳」と言うタイトルの豚の皮をフライにしたチップス。
中南米ではチチャロンと言います。
カクテル2杯め。
ワインの方がいいのですが、カクテルバーなのでまたカクテルです(笑
相方はシンガポールスリング。
私は、スペインで一番ポピュラーなジントニック。
ジントニックだけはイマイチでしたが、ほかのカクテルはどれも合格点です。
モッツレーラチーズ。
これも中に一工夫してありました。
評3.8/5
ココナッツ味のマシュマロ水分が残っていて。
バルセロナにあるスイートの店の中では好きな「Bubo」にも同じようなマシュマロがあるのですが、こっちが全然美味しい。
評4/5
横には穴があいています。
ここから、注射器でヨーグルトを詰めたのでしょうか?
これも気に入りました。
評4/5
■一言メモ■
予想していた通り開店と同時に行列のできる店になっています。
考えてみるとカクテルバーに行列して待つというのはある意味滑稽と言うか馬鹿げていますが、そこはエルブジグループ話題先行はいつもの通りで、H&Mの東京オープンを思い出します。
さて、まず最初にカクテルバーとして評価してみると・・
私が考えるバルセロナのカクテルの相場としては一杯7ユーロ。
この店は12ユーロもしますので何とも割高。
店はオシャレには作ってあると言えますが、カウンターの中が近年のエルブジーグループのレストランの定番ともいえるオープンキッチンで、客側からから見ると料理人が背と尻を向けていて何ともマヌケで見苦しい。
また忙しいのは解りますが、カウンターの中を人が行ったりきたりで落ち着かない。
カクテルバーとしては問題だらけで、とても雰囲気を楽しみに行く場所ではありません。
ただ出している、料理(つまみ、スナック)は「EL Bulli」風・・と言うかまさにその物です。
エルブジの予約の取りにくさ、アクセスの悪さ、また値段を考えると簡単にバルセロナでエルブジが体験できるのがこの店の最大の売りに間違いありません。
今日支払は86ユーロ、内訳はカクテル12ユーロ×4杯で48ユーロですので食べ物は40ユーロ/2人程。
エルブジ本店の250ユーロ/1人に比べれば随分安くエルブジ体験ができます。
エルブジと言うキーワードに興味のお持ちの方でしたら一度行ってみる価値は十分あります。
また、日本の土産話にもよろしいかと。
カクテルバーとしては・・
評価49点
料理(おつまみ)・・ 評価80点