「パタタス・ブラバス」という、スペイン人がバルで必ずというほど注文する定番タパがあります。
この店のそれは、バルセロナで一番美味いと評判で行ってみました。
ちなみに、嘘かホントかファンカルロス国王も食べに来た事があるそうです。
お店は、昔ながらの雰囲気でお店のウエイター達も最近よくある黒シャツを着たモダンですが味の無いバルの様な事も無く昔ながらと言う感じ。
ただ、少し店が蛍光灯で明るすぎるような気はしましたが・。
さて、これが超有名なパタタス・ブラバスです。
もちろん、ビールも一緒に頼んでみました。
美味しそう!
さて、お味はというと・・・
まず、気になったのは生暖かい・・・
その場で揚げて出すという話でしたが、既に揚げてしばらくたったものでした。
食感はもっとサクッと言う感じを期待していたのですが・・。
ひどくはないですが油がべたっという感じです。
さて、ソースはアリオリと辛いソースが別々にかけられていました。
普通は一緒になっているのですが、そういう意味では新鮮でしたが味はアリオリそのもの、もう少しニンニクだけでないロメスコ系の日本の味噌のようなコクのあるソースと勝手に想像していたので、ちょっと想定外。
あと、周りのスペイン人の常連さん達が頼んでいたエンパナーダ(スペインの揚げ餃子)は、しっかりした味がついていました。
悪くはないですがこれも、生暖かい。
さてあと一品は・・・
コロッケで、これも皆が頼んでいました。
常連さん達はこの3種類の揚げ物を皆頼んでいたので「パタタスブラバス」以外にも揚げ物がこの店のお勧めのようです。
さて、お味の方はと言うと・・・
どこにであるレベルで普通。
やはり揚げたてではなく、なんとも中途半端な温度でした。
写真の一皿は一人前ですが、結構量もあって最終的には、二人でこの三皿食べて、油で気持ち悪くなってしまい。
ちなみに、カウンターのガラスケースにはロシアンサラダなんかもありましたが見て味も想像できるようなものでしたので、これにて終わり。
■一言メモ■
はっきり言って想像していた物と違いました。
行った時間がまだ人が少なかったこともあり、店が回転していなくて揚げ物が冷めていたとは思いますがバルセロナで一番の「パタタス・ブラバス」と評判のお店、日本と違って客を待たすぐらいスペインなら平気なんですからその分頑張って揚げたてを出してもらいたかったです。
メニューは少なく、またそれぞれ一品の味、ワイン、カウンターにあるタパなど、私にはあまりにも名物の「パタタス・ブラバス」に頼りすぎて努力が足らないと見えます。
あと、店は昔ながらの味がある雰囲気ですが、バルセロナにはこのぐらいの店は他にいくらでもありますので、・・特筆すべきものでもありません。
値段についてはビールを3杯飲んで上記の3品で11ユーロほどでしたのでお安いです。
なんとも、がっかりのカリスマバルでした。
期待し過ぎた反動で、今回は一段と辛口評となりました。
満足度63点