昨年、グラシア通りにできた地元の大手ワイナリーTORRES社のワインバーに来てみました。
日本でも闘牛のフィギア付きの赤ワイン「Sangle de Toro」でお馴染みかと。
店は、モダンで最近流行のオシャレなワインバーとなっています。
手前は、少しつまんでワインを飲むカウンターがあり奥では食事も出来ます。
なんと、日本語メニューもありました。
これなら、スペイン語が出来なくても安心してオーダーできます。
また場所はグラシア通りにあり、カサミラのすぐ近くでアクセスは最高。
今日は、赤白グラスでそれぞれ数杯飲みつつ、ちょっとつまんでみました。
まずは、「パン・コン・トマテ」。
どこかで見たような「パン・コン・トマテ」と思ったら、レストラン「L’Olive」食べた物とそっくり。
見かけは同じでしたが、味はイマイチ。
トマトの塗り過ぎか水分でベタベタでまるで「水浸しの濡れ煎餅」
せっかくのパン・コン・トマテが台無し。
さて、「パン・コン・トマテ」はTORRESの自社製品のオリーブオイルを使って作っているようですが、このバージンオイルは後味に渋みがあり「パン・コン・トマテ」には合いません。
自社製品に、こだわり過ぎたみたいです。
テリーヌ。
玉ねぎを飴状に炒めた物が付いて、一緒に食べます。
これは、いけました。
ヒヨコ豆のコロッケの様なもの。
アラブ料理のファラフェルと同じ物です。
ヒヨコ豆が、もさもさしてワインと言うよりはビールに合うかな・。
結構お腹一杯になった一品でした。
タパスの定番ロシアンサラダ。
中にインゲン豆が入っていて、あっさり健康系のサラダとなっていました。
ただ、豆の水分でしょうか水っぽかったのが残念。
隣に、座っていたスペイン人のおばさん達が食べていて美味しいそうに見えたので
頼んでみたタラの皮を揚げたチップスです面白いですね、初めて見ました。
ただお味は、魚の旨みも無く ただ塩味だけがする薄皮チップス。う~ん・・ショッパイ!
■一言メモ■
まず、料理ですが
今、流行の創作系ですが料理のレベルとしては、大した物は何もありません。
スペイン全土でバスク料理のチエーンを展開しているSAGARDIグループが料理を担当しているうそうですので、多くを期待してもしょうが無いかも。
ワインについては全てTORRES社の物のみとなっていますが、さすがに最大手だけあって 種類は結構あります。
スペインに旅行に来て、軽くスペインワインを試してみたい方には、素晴らしいロケーションにありますのでお勧めできます。
ワイン通また、バルセロナ在住の方でしたらTORRESというありふれた会社のワインのみしか、ここでは飲めないのでその点は面白みに欠けます。
サービスに関しては悪くありません、観光客向けの店が多い場所ですがちゃんとした対応をしてくれますし英語も良く通じます。
ただ、グラスワインの値段については全く安くありません。
来る前は、TORRES社の宣伝の為の店と思っていましたが、他の個人経営のレストランと同じどころかそれ以上の値付けをしているのには驚きです。
バルセロナに住む者としては普段スーパーで目にしているワインなので、容易に値段が分かる事もありこのワインがこの値段で・・・と思うと割高感をもろに感じます。
例を挙げるとこの日飲んだ「IBERICO」と言うワインですがグラス一杯が消費税込みで4.40ユーロしましたが、近所スーパーでボトル1本6ユーロちょっとで売っている物がです。
全てのワインがそんな調子で、さすが生粋のカタランの商売というのでしょうかケチ臭ささ丸出しです(笑
さて、総評としては・・・
バルセロナに観光に来られた方でしたら、カサミラ観光のついでにでしたらお勧めできます。
バルセロナ在住の方でしたら、一度試しに話のネタに行くだけで充分と思います。
評価 63点