昔はバルセロナのあちこちにあったようですが樽ワインを売っていた
酒屋を利用したレストランです。
店に入るといくつもワイン樽が並んでいて地元のコテコテのとてもいい雰囲気を出しています。
この店の面白いのは、レストランは9時からなのですが
店にはその前から開いていて、入ったところにある樽のワインを
好きなだけ、ただで飲むことが出来ます。
4つある樽の向こうから、甘い赤、そして普通の赤(プリオラット産)
そして、軽めのしろに一番手前が普通の白。
もちろんテーブルワインのレベルですが・・・
30分ほど前に店に着いて一杯飲みながら待っていると・・・
なんだか、ほろ酔いでいい気持ち・・・
さて、奥が食堂になっているのですが、見ての通り
何とも・・・古き良き感じ・・・のある雰囲気ですね。
週末金曜日に行きましたがこの日はこれでも少ないほうで
普段はとても混むとウエイターが言っていましたので予約するほうが
無難のようです。
アスパラガスを頼んだのですが・・・・・。
まあ、見ての通り缶詰の白アスパラがそのまま出てきました・。
この店の名物のうさぎのグリル。
炒めた玉ねぎとにんにくがうさぎの下に山盛り付いてきます。
ところで、肉はぶつ切りで二人で頼んでうさぎ一匹分ぐらい
あったのですが頭もそのままはいってい慣れない人にはきつそう。
羊のアバラ肉とグリルに白豆が付け合せに。
あと、写真はありませんが豚ヒレ肉のグリルも食べました。
最後は食後酒に甘いワインで〆。
もちろん、おまけに出てきたものです。
■一言メモ■
雰囲気満点のレストランです。
樽ワインがタダで飲めるシステムも面白いし、店の人達もみんないたって感じが良く値段も一人で食べて飲んで20ユーロでおつりが来ます。
面白い事に、飲み物にカバのボトルを一本頼むと急に店の照明が落ち、ボトルに花火を付けて持ってきてくれると楽しい演出もあります。
さて、料理についてですが・・・
地元カタルーニャの田舎料理ということで、量が多くて味の濃い料理を想像していましたが、量もほどほどほどで味も濃くなくカタツムリは日本の味噌汁のような薄味でした。
あとメニューは多くなくメインの料理は5品ぐらいで、ここ何十年同じメニューでやっているそうです。
味についてですが、不味くもなく別段美味くも無くというところでアスパラが缶詰から出して皿に乗っけただけ・・・・。
と言うことで、わかるようにそう言うレベルの料理です。
でもこの値段でこの料理でしたら適正価格です。
また、料理よりこの店の雰囲気満点の中で食べれることこそがこの店の価値だと思います。
最後に・・・
料理にこだわる人には向いていませんが、バルセロナでもめったに無い独特の雰囲気の中での食事、一度は試してみても損はありません。
評価 74点