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Senyor Parellada

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旧市街サンタマリア・マル教会へ行く通りの手前にある人気の地元カタルーニャ料理のお店に来てみました。
ところでクリスマスからの長い休みも終わり街は静かなものでした。

 

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では、さっそく料理・・
まず、メニューを見ますと赤字で書かれているのがいくつかあって、それらがこの店の伝統の料理だそうです。
では、その中かの赤字で書かれた伝統料理を2品前菜に頼んでみました。
まず、一皿目はマカロニ。
お味は少し濃かったですが、まずまずというところでしょうか。

 

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もう一品はロールキャベツ。
私は、たこやきの味がすると言うと 相方は、餃子の味がするということでした。

不思議な味のロールキャベツと言うところで、これもまずます。

 

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ロールの中はこんな感じ。

 

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メインは、今日のお勧めから選びました。
まず、その1
牛のヒレ肉グリルはソースは掛かっていますが、肉自体に旨みがあり美味しかったです。
付け合せのポテトも美味しいのですが、カラッと揚がっていればまだ何とか食べれるのですが、これは油がすごくてほんの少しだけ食べて後は残しました。

 

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その2
豚足とカタツムリの煮物。
これは味が薄すぎました。
カタツムリに至っては全く味が付いていません。
うちの奥さんの作るロメスコソースの効いたスペイン料理の豚足の方がよっぽど美味しいということで、イマイチの一品。

 

■一言メモ■
料理は全て地元カタルーニャ料理です。
味のレベルは普通で、悪くは無いですが絶品と言う様な物はありませんでした。
さて、お店は旧市街の古い建物の中に吹き抜けがあったりして面白いです。
その周りはなんだかいい感じで、その2階吹き抜けの周りの席に座りたかったのですが同じ2階でも表の入り口の道側の席に通されました。
そこは、なんだか中途半端にモダンでイマイチ。
テーブルは場所にによってかなりの差を感じます。
あと、サービスについては悪くありませんスタッフ接客も感じが良いし、テーブルウオッチングもちゃんと出来ていて、待たされると言うような事はありませんでした。
値段については、このクラスのレストランとしてはお安いです。
料理、店の雰囲気、値段のバランスが良いから人気の店になっているというのが良く解ります。

気になった事が一つ
メニューが前菜、メインに分かれていなくて何とも見辛い。
いったい、どれをメインにして良いのか分らず、注文した後に改めて、ウエイトレスの彼女に「これを前菜にしてこれをメインにして、大丈夫?」と
確認してしまいました。

評価 70点

Freixa Tradicio

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ジョセップ・フレイシャ氏が息子に元々自分のやっていたレストランを譲りそのRAMON氏がミシュランの一つ星を維持。
バルセロナのイケメンのスターシエフとしてもここ数年人気を博していたレストランRMAMON FREIXA。
今回その勢いに乗って首都マドリッドに進出となりました。
ところで、この店はどうなるのかと思っていたら、なんとその後釜には、引退したと思っていた父のジョセップ氏が再び。
復活に際して店の名前も変え、息子の名前RAMONの変わりに苗字の後にはトラデイションが付きます。
その、名前を付けた事で分るように最近のミシュランの星付きレストランの流れに逆らうがごとく伝統のカタルーニャ料理で直球勝負する
何かと話題なレストランです。

 

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地元カタルーニャの伝統料理と言うだけあって料理はアラカルトのみ。
最初のつまみに、ブニュエロ・デ・バカラオ。
鱈の身を練って揚げたもので、地元料理の定番中の定番。
さてお味ですが、これは美味しかったです。
味もそうですが、しっかりした食感もあり今まで食べた中では最高のブニュエロでした。

 

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前菜に頼んだ一皿は。
半熟卵とポテトにイベリコハムの揚げたものが付いてます。
目の前に置かれてびっくりしました。
星付きレストランで、まさかこんな料理が出てくるとは思いませんでした。
まるで、バルで食べる料理です。
お味は、悪くは無かったのですが予想外の事に、ただ呆然となった私でした。

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エスケシャーダ。
鱈の塩漬けを戻したサラダ。
もちろん、地元の定番料理。
今まで食べた事の無いような肉厚な鱈でした。
味はしっかりついていました。

 

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名前は忘れましたがブテイファラの入ったジャガイモのパンケーキの様なもの。
初めて食べましたが、もちろんこれも地元の伝統料理なのでしょう。
私達が頼んだ前菜3品の中ではこれが一番美味しかったでしょうか。

 

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メインの料理その1
うさぎと茄子の煮込みの一品。

 

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メインその2
あんこうのグリル。
これも肉厚で、身がプリプリして味もしっかり付いていました。

 

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メインその3
フリカンド。
牛肉の煮込み。

 

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ビスコッチョにラムがたっぷり。        シンプルなプリン。

 

■一言メモ■
今までに行ったミシュランの星付きレストランとは全く違うコンセプトの料理です。
写真で見ての通り派手さは全く無く、悪く言うと見た目は田舎のドライブインで食べるようななんとも地味な料理。
店名にトラデイションと付けて地元の伝統料理を出すとは聞いていましたがまさか、ここまでやるとは思いませんでした。
良くこの地味な料理でミシュランの一つ星が守れたか正直不思議なくらい。

さて、料理のお味についてですが・・
なんとも地味な料理ですが、見た目と違いこの手の伝統料理の中では美味しいと思います。
値段もミシュラン星付きレストランの中では格安で、の辺の中級レストランと何ら変わりません。

 

まとめ・・
スペインにあるミシュラン星付きレストランの中では異色なお店です。
流行の星付きレストランと思って行くと、何の新しさも驚きもなく地味な料理なのでがっかりすると思いますが、丁寧に作った地元の伝統料理そして味も悪くない。
こう、思って行くと満足できる店かと思います。

評価 74点

Els Porxos

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サグラダファミリア教会横にあるレストラン。
JTBを筆頭に日本の大手旅行会社のツアーが良く使うレストランです。
ちなみに10年以上バルセロナに住んでいますが初めて来ました。
店のキャパは300人以上と言う大箱のレストランです。
行った日が、観光オフシーズンの一月の暴風雨吹き荒れる夜だったせいか殆ど客はいませんでした。

 

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さて、ツアーの方が食べるスペイン料理の定番パエリヤをメインにしてタパスを何品か前菜に頼んでみました。
まず、一皿に頼んだmejillon al Cava。
カバを使って蒸したムール貝と思っていましたが、なんだかクリームシチューの中にムール貝と言う想定外の物が出てきました。
お味は悪くはないのですが、ハウスのクリームシチューその物のソースにムール貝という意味不明な一品。

 

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タパスの定番ロシアンサラダ。
お味は、不味くは無いですが別にと言うところ。

 

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プルポ・ガジエゴ。
味は市内のその辺のバルで食べる平均的なレベル。

 

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チョコス。
モンコイカの揚げ物です。
これは、イマイチでした。

 

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最後にメインのパエリヤ。
これは、なかなか美味しく食べれました。
このぐらいの味でしたら、十分合格点を付けれます。
バルセロナの超有名店の米料理専門店の「7Portes」で食べるパエリヤより味も濃くなく日本人なら誰が食べても美味しく頂けると思います。

■一言メモ■
かなりの数、たぶん数千人もしくは昔からあるので数万人のツアーで来られた日本人の方が食事されていますので、こういうレストラン訪問も有意義かと思い来て見ました。
バルセロナで一番の観光名所横でツアー客向けにやっているレストランで本当のところは大して期待していないというかバカにしていたのですが、思ったよりは悪くありません。
タパスのレベルは決して高いものではありませんが、市内に住む地元のスペイン人にしても日頃近所のバルで食べているタパスのレベルは高くないのでこれでもジモピーと同レベルそう考えれば許容範囲内(笑
あと、パエリヤはこの味でしたら間違いなく美味しい方です。
サービスも、観光客向けのレストランにしてはちゃんと接客してくれて、ランブラス通りの観光客向けの店、先日行った「El rey de la gamba」等に
比べたら悪くありません。

 

まとめ・・
個人旅行の方はわざわざ行くほどの店ではありませんが、サグラダファミリアを見物に来て、そのついでにお昼にこの店を利用するのも可能と思います。
お二人の場合でしたら、パエリヤを2人で一人前で充分な量があるのでそれを注文して炊き上がるのに20分ほどかかるので、それを待つ間の時間つぶしに軽く安いつまみを1,2品だけ頼むと無駄なお金も使わなくてちょうど良い感じ。

評価64点

Vinoteca Torres 1

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昨年、グラシア通りにできた地元の大手ワイナリーTORRES社のワインバーに来てみました。
日本でも闘牛のフィギア付きの赤ワイン「Sangle de Toro」でお馴染みかと。

 

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店は、モダンで最近流行のオシャレなワインバーとなっています。
手前は、少しつまんでワインを飲むカウンターがあり奥では食事も出来ます。

 

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なんと、日本語メニューもありました。
これなら、スペイン語が出来なくても安心してオーダーできます。
また場所はグラシア通りにあり、カサミラのすぐ近くでアクセスは最高。

 

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今日は、赤白グラスでそれぞれ数杯飲みつつ、ちょっとつまんでみました。
まずは、「パン・コン・トマテ」。
どこかで見たような「パン・コン・トマテ」と思ったら、レストラン「L’Olive」食べた物とそっくり。
見かけは同じでしたが、味はイマイチ。
トマトの塗り過ぎか水分でベタベタでまるで「水浸しの濡れ煎餅
せっかくのパン・コン・トマテが台無し。

 

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さて、「パン・コン・トマテ」はTORRESの自社製品のオリーブオイルを使って作っているようですが、このバージンオイルは後味に渋みがあり「パン・コン・トマテ」には合いません。
自社製品に、こだわり過ぎたみたいです。

 

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テリーヌ。
玉ねぎを飴状に炒めた物が付いて、一緒に食べます。
これは、いけました。

 

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ヒヨコ豆のコロッケの様なもの。
アラブ料理のファラフェルと同じ物です。
ヒヨコ豆が、もさもさしてワインと言うよりはビールに合うかな・。
結構お腹一杯になった一品でした。

 

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タパスの定番ロシアンサラダ。
中にインゲン豆が入っていて、あっさり健康系のサラダとなっていました。
ただ、豆の水分でしょうか水っぽかったのが残念。

 

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隣に、座っていたスペイン人のおばさん達が食べていて美味しいそうに見えたので
頼んでみたタラの皮を揚げたチップスです面白いですね、初めて見ました。
ただお味は、魚の旨みも無く ただ塩味だけがする薄皮チップス。う~ん・・ショッパイ!

■一言メモ■
まず、料理ですが
今、流行の創作系ですが料理のレベルとしては、大した物は何もありません。
スペイン全土でバスク料理のチエーンを展開しているSAGARDIグループが料理を担当しているうそうですので、多くを期待してもしょうが無いかも。
ワインについては全てTORRES社の物のみとなっていますが、さすがに最大手だけあって 種類は結構あります。
スペインに旅行に来て、軽くスペインワインを試してみたい方には、素晴らしいロケーションにありますのでお勧めできます。
ワイン通また、バルセロナ在住の方でしたらTORRESというありふれた会社のワインのみしか、ここでは飲めないのでその点は面白みに欠けます。
サービスに関しては悪くありません、観光客向けの店が多い場所ですがちゃんとした対応をしてくれますし英語も良く通じます。

ただ、グラスワインの値段については全く安くありません。
来る前は、TORRES社の宣伝の為の店と思っていましたが、他の個人経営のレストランと同じどころかそれ以上の値付けをしているのには驚きです。
バルセロナに住む者としては普段スーパーで目にしているワインなので、容易に値段が分かる事もありこのワインがこの値段で・・・と思うと割高感をもろに感じます。
例を挙げるとこの日飲んだ「IBERICO」と言うワインですがグラス一杯が消費税込みで4.40ユーロしましたが、近所スーパーでボトル1本6ユーロちょっとで売っている物がです。
全てのワインがそんな調子で、さすが生粋のカタランの商売というのでしょうかケチ臭ささ丸出しです(笑

 

さて、総評としては・・・
バルセロナに観光に来られた方でしたら、カサミラ観光のついでにでしたらお勧めできます。
バルセロナ在住の方でしたら、一度試しに話のネタに行くだけで充分と思います。

評価 63点