第12回 グルメツアー
Fondo do Mar
店の中はこんな感じ。
大して広くない店なのですが、それをあまり感じさせない作りです。
パンは2種類ありますが、全く美味しくない。
せめて温めるぐらいの気配りが欲しい。
ちなみに、別途パン代が1.50€かかります。
今回、この店にきた理由があってそれがこのワイン。
先月、バルセロナに来た日本の知人がこの店で飲んだ白が美味しかったので名前を見て来てとの事でやって来ました。
リベイロ産の白のにごり酒は、どこでも見かける言わば安ワイン。
この店のはやや甘く飲みやすいのが、それが気に入ったのでしょうか?
松の実と干しブドウが、揚げたバカラオの上に乗っています。
タラと言う食材のせいもありますが旨みに乏しく、付け合せのジャガイモも調理が中途半端。
スペインによくある焼いただけ料理。
付け合せも、もう少し工夫が欲しい。
相方はプリン。
どちらのデザートも、特にコメント無し・・ (笑
テーブルに置いてあったメニューには、(PVP)税金込みとなっていますが??
1人あたり
総額:23.06€
サービスはスペイン人のベテランのおじさん達。
経費節減からか最近は外国人(移民)の人が多く、プロと呼べるレベルに達し無いウエイターが多い中、目配り皿出し等の基本にそつがありません。
料理の味については街場の大衆レストランのレベルでメインの魚は焼いただけ料理。
ランチの定食だからと言っても、この不景気の時代に20€を越えるのですから立派な外食に変わりはありません、それが家庭料理の延長線上でしか無いのは寂しい。。
また19.95€の定食が、実際の支払い時には消費税とパンが加算されて23.06€。
値段を20€以下にギリギリ抑えて、お得感を与えて集客しようとしているとしているのですがそれを信じて食べた後に、後出しジャンケン的に税金、パン代と料金を加算するのは客にとって騙された様な感じをさせるだけで、長い目で見て果たして店にとってそれは、プラスなのでしょうか?
味わい:3.5 食材:3.5 技術:3.3 個性:3.3
雰囲気:3.9 ボリューム:4.0 コスト:3.8 サービス:4.1
満足度:58点
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Granja Elena 1
店の中はこんな感じで街場のバルそのものなのですが・・
実は、この店バルセロナのグルメの間では知る人ぞ知ると言うレストランなのです。
お通しのオリーブ。 なかなかイケます。
ちなみに今日はカメラを忘れたのでI-Phoneで撮りました。 なので写真はいま一つ。
生ハム入りのコロッケは1個 1.80€
これは別に食べなくても良かった。
パン代は取られません、良心的です。
ランチにしては美味しいパンでした。
Coca de hueva alinadas con mjillones es escabeche y olivas Cunsatte 15€
コカは何とウエバ(魚の卵)です。
何の魚の卵かと聞くとロダバーヨ(ダルマガレイ)との事でしたが大きい。
ルエダ産の白 グラス2.75€
最近バルセロナでは定番となっていますね、ベルデホ種のブドウを使った白。
Tartar de langostinos con aguacate citrico y yemas de erizo 19€
海老のタルタル
上には雲丹がのっていました。
下のベースになっているアボガドが未熟で、その青臭さが肝心の甘味のある生の海老の良さを消しています。
Arros negre de calamrs i carxofes 19€
イカ墨パエリヤ。 スマホでは上手く撮るのが難しいですね。
皿に盛ってもらってこれが一人前。 イカがたっぷり入っています。
イカ墨のパエリヤにも関わらず、サフランがたっぷり入っていました。
ところでサフランは入れ過ぎると薬っぽい味になりますが、今日のこれは食べ慣れない
日本人には厳しいかも。
リベラ・デ・ドウエロ産の赤グラス 3.25€ グラスワインにしては美味しかったです。
La cap i pota amb samfaina 12€
地元の伝統料理の「Cap i pota」 カタルーニャ語でcap は「頭」 pota は「足」いわゆる臓物料理です。
Tubo crujiente de pistachos con mousse de Mel i mato 6€
これも地元定番デザートです
蜂蜜とMatóマトというカッテージチーズの様なフレッシュチーズのよくある組み合わせ。
お味は普通。
2人で食べて
総額:91.30€ (ワイン赤白それぞれグラス2杯、カフェ2杯含む)
サービスは家族全員でやっています。
レストランとして見ると雑なのですがバルとしてみるとそれは問題無いでしょう。
家族の長であるオーナーは非常に親切で、他の家族もしっかり仕事をしています。
料理はバスク地方はサンセバスチャンの一つ星「Zuberoa」で修業した息子のボルハ君と、お母さんの二人の担当。
修行先の星付きレストランの料理と比べると全く繊細さに欠けますが、それはそれで面白い創作料理があったり丁寧に作った地元の伝統料理と楽しませんてくれ、味もまずまず。
グラスでしか飲みませんでしたがソムリエのお父さんのセレクションも悪くなくトータルすると「ALWAYS 3丁目の夕日」、工場労働者地区に輝く地元住民の星付きレストランと言うところでしょうか。
ちなみに、初めての訪問としては良い印象を持ちました。
味わい:3.9 食材:4.2 技術:4.0 個性:4.1
雰囲気:3.5 ボリューム:4.5 コスト:4.1 サービス:4.1
満足度:69点
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