本日は、愛知からのご家族4名様です。
娘さんは社会人になってから、東京で一人暮らしをされているそうで、
家族旅行もこれが最後かも?とお父様、なんだか寂しそう。
仲良しで、雰囲気の明るい家族でした。
どのタパスもこちらのチョイスで頼みましたが、
大好評。皆様の「美味しい!」の連呼にこちらもうれしくなります。
本日もバル料理を楽しんでもらえたようで、何よりです。
Byミランダ
メニューを見ると私も良く買うアンチョビのブランド「L’ESCALA」とのコラボの
プロモーションをやっていますが確か他に「Gresca」「Suclent」もやっていたと思います。
上のパンを取るとこんな感じでアンチョビが、さしずめミニハンバーガーのアンチョビ版
というところでしょうか?
アボガド、トマト玉ねぎ・・ 結構、これ気に入りました。
ドリンクはスペインの西の端ガリシア産の白。 14.50€
相変わらずこの店のワインリストは貧弱、その辺のスーパーで買える様なワインです。
スペインで良く食べるコゴーヨと言う野菜とローストチキン。
特にどうってこと無いのですが、スペインで食べるサラダとしは、まずまず
パン 2人分 0.70€
外皮のパリパリ感、中のしっとり感共にイマイチのパン、少し食べてあとは残しました
私も少し試しに食べましたが、前菜としては見た目も良いし悪くないでしょう
2人で食べて
総額:62.40€ (ワイン白1本、カフェ2杯含む)
サービスに付いては私自身が年に何度も訪れ、この店の常連顔見知りなので
評価し辛いのですが、ビストロとして見れば全く問題無いかと思います。
料理については、肉(チュレトン)が今日はイマイチでしたが、他はいつも食べている
レベルで、こんな物かと思います。
以前に比べて多少値上がりしていますが相変わらずCPの良いランチはお勧めできますし
分かり易い料理なので、在住者のみならず旅行者にも満足出来るんじゃないでしょうか。
味わい:4.0 食材:4.21 技術:4.1 個性:4.0
雰囲気:3.4 ボリューム:4.3 コスト:4.2 サービス:3.9
満足度:69点
店の中はこんな感じで、 最近の流行りと言うところでしょうか。
ちなみに、この写真では分かりませんが2階まであってバルとしてはかなり大箱
黒服のこの方がオーナーさん↑
ソムリエでもあるのですが、初訪問にも関わらず今日はとても感じよくアテンドして頂きました。
さて、今日も最初はビールを1杯! 1.80€
バルセロナでは珍しいアンダルシアのビールで名前は、まさにその物「Alhambra」。
お通しのオリーブはスーパーで売っている様な水っぽい缶詰物でこれはイマイチ。
まず最初は、この店のおススメの一つのコロッケを試します。 1.80€/個
中はスペインらしくクリーム系なのですが中がぎっしり詰まっています。
ちなみに衣にPANKO(日本のパン粉)を使っていて、それがウリだとか
お味は、まずまずと言うところ
パン・コン・トマテを注文。 2.80€
他店のそれと比べて悪くは無いと思いますが、パンがもう少しパリッとしていれば
なお宜しいのでは・・ と思ったり
タパスの定番物のパタタスブラバス。 3.40€
これもこのお店のオススメの一つです。
ポテトの揚げ加減、アリオリソースどれも悪くない。
ただ、それよりも特筆すべきはチョリソがふんだんに使われている点が◎
値段もリーズナブルですし、それなりに気に入りました。
今日は白を1本。
地元カタルーニャ州のMontsant産のワインで通にはよく知られた「Dido」。 26€
葡萄は定番のシャレロとマカベオに最近の流行りでしょうか? ガルナッチャブランカも。
白にしては安くは無いのですが、その値段だけの価値はあります。
その上にある黄色いキャビア?
は、あのエルブジ料理のコピー物で中にはオリーブオイルが詰まっています。
ところでホタテは火が通りすぎ、素材の美味しさを引き出せていず、まるで蒲鉾です。
Onglet de Vedella 9.50€
先月レストラン「Caldeni」で食べてOngletが美味しかったので注文しました
付け合わせは日本の椎茸。
その椎茸には醤油の味がほんのり
焼き加減は特に指定はしませんでしたがレア。
肉には甘味はありましたが、旨みはほとんど感じず、少し硬くて・・
一言で言えば期待外れなのですが、まあこの値段ですからしょうが無いか・・
イカと下には季節のキノコ。 12.50€
イカは旨みを全くと言っていいほど感じませし、キノコもただ炒めただけ。
先日「Granja Elena」のイカ料理に比べると天国と地獄の感があります。
2人で食べて
総額:70.80€ (ビール2杯、ワイン白1本含む)
前半は大人しそうな若いお兄さんがアテンドしてくれましたが、それは素人に
毛が生えた程度で、まだまだこれからと言うところ。
後半オーナー自らのサービスで救われましたが、全体的には物足りなさを感じます。
あと店の作りは流行りのモダンでクールと言うところなのでしょうが、
既にこう言うのは、あちこちで見尽くして今更という気もします。
お金を掛けたにも関わらず、逆に個性を失くしてしまった典型と言えるでしょう。
料理については流行りの料理を出してはいますが、ただなぞっている感が拭えず
新しい店だからこそ、既存の店に無い個性が何か欲しい。
親切で感じの良いオーナーさん、私の気持ちとしては応援してあげたいのですが
この程度の料理、店のコンセプトでは10年前のバブル期ならともかく、
この先長く続けていくのは難しいんじゃないでしょうか。
味わい:3.8 食材:3.9 技術:3.8 個性:3.8
雰囲気:3.9 ボリューム:4.0 コスト:4.0 サービス:3.8
満足度:63点
今日はそんな郊外、ホームセンター以外には普段何も用のない地区にありながら
知る人ぞ知る、この店にやってきました。
前回は満席でしたが今回は、メルセのお祭りが終わった後のせいか
わりと空いています。
ペネデス産の白をグラスで一杯。 、葡萄は定番のシャレロ 2.75€
Calamarcets d’Arenys saltats amb ceba confitada 18€
私の前菜はイカです。
イカは細く切ってあって、こんな感じにクルクルっと巻けていました。
ところで、玉ねぎの甘いコンフィとイカがこれ程あうとは知りませんでした。
最近食べた中の大ヒット! と言える物でした。
相方のの白は、これまた地元モンサン産、葡萄はガルナッチャブランカ 2.75€
グラスワインの値段が2€台と言うのは良心的ですね。
Consome de esparagos con mejillones y nabajas 17€
相方の前菜はアスパラのコンソメ、ムール貝、マテ貝。
特大サイズの白アスパラ。
お味はまあまあでしたが、少しナバハスが弱っていたのか臭いが気になります。
スペインでシーフードと言えばガリシア産と言われる程有名なのですが
この店の常連さんの1人がそこの出身。
帰省した時に大量に持って帰って来てくれたとの事で、これはそのおすそ分け。
ぺルセベスの皮を剥くとこんな感じ。
特に私の好物でも無いせいもあり、久しぶりにこの珍味を食べました。
さてメインは肉なので、リベラの赤をグラスで一杯。 3.25€
このワイナリーのラベルはこう言うのが多く、顔に花と言うのも以前飲みましたね確か。
Carrilleras de ternera el vermouth de la bodega Pena y lentejas 22€
仔牛の頬肉はベルモットを使って煮込んでいて
肉はナイフを全く必要としないほど柔らかい。
お味もまずまずと言うところでしょうか。
相方も赤を一杯、プリオラット産 4€
スペインでは珍しく葡萄はピノノワール
Solomillo extra de buey con foiegras poele y salsa de Oporto 24€
牛ヒレ肉にフォアグラと言う良くある料理。
面白みが無いので私は選ばなかったのですが、相方が注文。
試しに一切れもらって食べてみると・・
これは美味しい!
この手の料理によくある、ただ焼いただけの肉にフォアグラと言う
ワンパターン料理とは一線を隔する・・
料理人によってこうも違うんのかと思い知らされます。
最後はいつものエスプレッソで〆。 1.10€
お茶菓子は2種。
2人で食べて
総額:95.45€ (ビール2杯、グラスワイン赤白それぞれ×2、カフェ2杯含む)
サービスについては元々はバルとして営業している店がランチに凝った料理を出す様に
なったと言う店なので店の作り、雰囲気も含めて特に期待する物は何もありません。
今日の料理に関しては前菜に食べたイカ料理は目からウロコ、素晴らしいの一言。
当分は私の記憶に留まること間違い無しと言っても過言ではありません。
あと相方のメインの肉料理はどこの店でも見かける、流行の定番料理なのですが
他の店で食べるそれとはレベルの違いを感じました。
さて店構えからすると支払いはかなり高額に思えますが、食材、料理、その満足感すると
適正価格と言って何ら問題無いと思います。
次回ホームセンターへ行くのが、正直待ち遠しくなります!(笑
味わい:4.4 食材:4.2 技術:4.2 個性:4.2
雰囲気:2.8 ボリューム:4.2 コスト:4.3 サービス:3.8
満足度:76点