今日久しぶりに海、バルセロネータのこの店にやって来ました。
以前、この店のお昼の定食がバルセロナのベストランチに選ばれた事があります。
最初はブニュエロス。 1.80€
普通はタラのすり身なんですが、これはオマール海老のすり身で初めて食べました。
日本から友人が来ていたので、最初はスペイン名物のサングリア。 15.00€
お味は少し薄いような気がしましたが悪くは無い。
ワインはお店のおじさんのお勧めでこれに。
地元産の白21.90€、予想したよりドライな味でした。
ここでメインが登場。
パエリヤですがこんな鍋で出てきました。
手長海老は別調理。
日本の方はあまり知らないと思うのですが米と一緒に炊き上げると素材が台無しなります。
美味しく素材も食べるな別々に調理するのがベスト。
イカ墨は普通地味なのですがこの店は緑が綺麗、ブロッッコリ入りは初めて見ました。
友人が食べたクレマカタラナは、この近所のシーフードレストランにしては珍しく一工夫していて、泡立てています。 4.60€
写真に撮りませんでしたがあと一品デザートにシャーベット。
この後もう一軒飲みに行ったので今日はカフェは飲まずに、これで終わり。
5人で食べて
総額167€(サングリア、ビール1杯、ワイン1本含む)
店は改装しオシャレになっていて、いつも言っていますが他の店同様に面白みはあまり無いです。
ただしこれから暖かくなってくると場所柄テラス席での食事がメインになるので、店の中はあまり重要じゃ無いかも知れません。
サービスは冬の日曜の夜と言う事もあって客が少なく、判断するには微妙なのですが特にこれと言って問題はありませんでした。
さて、いつものように料理について述べると・・
まず最初のオマール海老のブニュエロスは、ハッキリ言って期待はずれ。
この程の物では、わざわざ海老を使う理由が分かりません。
次のアーティチョークのチップス、揚げ加減は良いのですが塩が足りない。
そしてアサリのマリネラは悪くは無いのですが、何かこの店ならではと言う物が欲しく、今日のこれでは他店と変わらない平均レベル。
続くメインのパエリヤ、本場バレンシアに比べてバルセロナでは水分が多めに炊き上げるのですが、この店はその典型。
味に関しては、よく出汁が効いて美味しいと思いますし海老も別調理する等、ちゃんと考えて作っています。
最後のイカ墨パエリヤこれも味的にしっかり合格点、トッピングに緑を散らして工夫もしています。
ただあえて注文つけるなら、単純に湯でた野菜を彩りに載せるだけじゃなくて、あと一工夫その野菜にも何か味的に意味を持たせて欲しかった。
まとめると。。。
前菜のブニュエロスはアイデア倒れ、その後のアーテイチョークとあさりのマリネラは普通とインパクトはありませんでしたが、パエリヤ2種はどちらもバルセロナの平均レベル以上、特に相方はそれを高く評価していました。
バルセロナでパエリヤを食べるなら、この店も選択の一つにしても良いでしょう。
ちなみに夜より昼のに訪れる方が良いかと思います。
味わい:4.1 食材:4.1 技術:3.9 個性:3.8
雰囲気:3.9 ボリューム:3.9 コスト:3.9 サービス:3.9
満足度:70点
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