マドリッドの二つ星レストラ「Sergi Arola Gastro」のシエフSergi Arolaの下の兄弟二人が始めた創作タパスのレストランです。
ホテルArtsにも既にレストランがあるので、事実上Sergiシエフのバルセロナ2軒目というところです。
Sergiシエフ本人はマドリッド在で、こちらをプロデユースしているだけです、
店の名前にMUSICと付くのは兄弟の一人がDJで、店のBGMを担当しているからとのこと。
料理人を雇って、兄弟たちの1人はサービスとあと1人は調理の補助。
店の運営は二人でしているようです。
一回はウエイテイングのカウンターのみで。
2階に通されたら、ご覧の様ないきなりオープンキッチンがあって、その周りにカウンターと、他にテーブルが10程あります。
軽くつまみたかったので、私達はカウンターにすることに。
先日の、二日酔いも忘れてまた懲りずに今日も一本。
ワインのセレクションはどこでも見るような物ばかりなので今日はお安い緑犬(Perro verde)にしました。
レモンの酸味と、ほのかな甘さがして少し温かい。
ちょうど日本のしめサバに似ていました。
味、面白さ共に普通の出来。
評3.4/5
アーテイチョークとスペイン空豆。
豆は日本のに比べると小さいですが、味は濃厚です。
あとブテイファラの白と黒に皿の横にチーズが少し。
食べてみての感想は・・
まあ悪くはないですね。
評3.6/5
上には、鴨のソースと中華の花椒が降りかけてあります。
もうこう言うのを見慣れているせいか驚きも無いですしかといって、予想できた範囲の味でインパクト弱し。
評3.6/5
コカ・ピザ。
ピザ生地をまず最初に焼いて、その上にコカのトピンングと言う趣向です。
レストラン・アルキミアのJordiシエフのプロデユースする「Saltimbocca」で食べたピザと考えは同じと言えます。
見た目は悪くないのですが、完成度の低い一品です。
コカだから生ハムを乗せたのでしょうが、何とも中途半端な味。
こんな創作なら、普通のコカの方がまだ美味しいでしょう。
評3.3/5
タルタルも頼んでいたのですが・・
最後までオーダーを忘れていて「今から作りますか?」と聞かれたのですが面倒なのでデザートで〆る事に。
美味しそうに見えたのですが・・ 日本で何も考えずにその辺のケーキ屋で買うレベルと言うか・・それにも及ばないでしょうか。
でもスペインですからしょうがないですけどね。
評3.3/5
一品どれも10ユーロ程します。
そして一品あたりの量は少なく、軽くつまむつもりだったのにも関わらず今日食べたけでは全然足りませんでした。
かと言って、オーダーしてもいつ出てくるか分からないので。
■一言メモ■
以前、ホテルArtsにあるもう一軒の「Arola」で失敗したにも関わらず私がウオッチしている地元のグルメ・ブローカー達の間で話題になっていたので来てみたのですが・・・・。
また、やられました トホホホ・・・。
スペインの数いる新進気鋭のシエフの中でも、とりわけ有名なシエフでもあるSergi Arolaですが、私的には彼がここバルセロナで出している料理を世間で言われるほどには評価できないと言うのが正直な感想です。
あと、兄弟ですが・・・・
これも、何ともイマイチと言うか・・兄貴の才能におんぶに抱っこの金魚の糞というのでしょうかこう言うの。
このレベルのサービスと目くばせでレストランを経営して良いのか?と
問いかけたくなるほどで、注文は忘れるし一品一品が不必要に時間が掛かり過ぎ。
恰好付けてオープンキッチンなんかにしているから、仕事がある意味全て丸見え。
客の入りが6割程だったのにも関わらずですから、私がオーナーならこんな仕事の出来ない兄弟は間違いなくクビです。
ただ、やはり話題のレストランだけあって、一星レストラン「GAIG」のオーナーシエフ夫婦と他にも料理人らしき客が来ていました。
最後に・・・・
料理の味もイマイチインパクトに欠けましたが、それ以上に安くも無いお金を払って食べに来ている客にストレスを掛けるようなサービス、また、その段取りの悪さは評価の論外と言いたいのですが・・
でもまあ、そうもいかないので・・・。
評価59点
ところで、自称DJの弟の選曲のセンスもなんだか・・・トホホ・・・。
今日の一言・・・
素人がレストラン経営するな!