1つ星レストラン「GAIG」の姉妹店でそのセカンドの店と言う人もいますが最近流行の料理とあえて袂を分けて地元有名シエフが昔からある伝統料理で勝負すると言うコンセプトのお店です。
店の作りは見ての通り最近流行りのモダン。
伝統料理を出す店にしては、なんだかちぐはぐな印象が・・
さて、お通しです。
黒い熟したオリーブのパテとカリカリのパン。
癖の無いオリーブで少しインパクトに欠けるような気もしましたが上品な味で悪くはありません。
本店の「GAIG」のパンはとても美味しかったのですがここのパンは、わりと平凡な味。
コロッケとブニュエロ。
バルセロナで食べれる中ではトップレベルです。
特にブニュエロはタラのすり身をわざと粗くして食感を残してなかなかです。
評4.2/5
トリンチャット。
典型的な伝統料理です。
わりと薄味なんですが、上に乗っているカリッと焼いた厚切りのナチュラルベーコン(スモークしていない)が味のアクセントになっていて、これも悪くありません。
評3.4/5
温野菜。
見た目も綺麗ですし、丁寧に作っていますが素材の味だけとも言えます。
下のソースを付けて食べるのですが上品過ぎていインパクトが弱いような。
評3.4/5
野菜に付けるロメスコソースは少し酸っぱくてマヨネーズの様でした。
アルボンデイガスとセピア。
バルのタパスまたランチメニューにも出る地元料理の定番物です。
日本語で言うと肉団子とモンコイカの煮込みでしょうか。
街場のバルでお昼の安定食で普通に食べれる物ですが、さすがに地元で知られたシエフだけあって、この店のはとても美味しい。
今まで10年以上の間に食べたこの料理の中では一番の出来です。
評4.4/5
スズキのグリル。
お味は、この料理以外の全般に言える事ですが地元伝統料理によくある味が濃いと言う事も無く食べやすい。
3.2/5
デザートはシエアしました。
この店は、二皿に取り分けて持って来てくれました。
気がききますね。
パン屋普通に売ってるカベーヨ・デ・アンヘルに生クリームが沿えてあります。
評3/5
■一言メモ■
さて、料理については一品一品丁寧に作ってあり悪くなくブニュエロ、アルボンデイガスと街場のバルでも食べれるありきたりの料理なのですが、今まで食べた中ではトップレベルと言って差し支えありません。
ただ、伝統料理にしてはと言う前置きが無いと、料理よっては正直インパクトが弱くデザートなんかも伝統と言えば聞こえがいいですが、地方の国道沿いのドライブインのランチのデザートとどう違うのか?
悪く言うと、ただの田舎料理と言う話になってきます。
あと、サービスについては良くも無く悪くも無いと言うところで普通。
店の作りは、薄っぺらい流行のモダンなだけで私的には微妙。
値段については飲み物を抜いた料理だけで二人で80ユーロなので塔にに安いと言う事もありませんが、決して高いと言う事でもありません。
評価69点