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Libentia (閉店)

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先日、新聞で今現在の「革命的シエフ世界のトップ5」と言う記事がありその中で、スペイン人として一人選ばれていたシエフのお店に来て見ました。
ちなみにその記事では、このお店のシエフは世界三位。

また、日本の成澤由浩シェフが世界2位と言うことです。

 

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お店は、最近の若手オーナーシエフのお店の典型というところで立地は全く冴えない地区でなおかつ、元々はバルを改装したというお決まりのパターンです。
内装は、ゴージャスさは全くないですがモダンでシンプルにまとめてあるので、小さいスペースですがまあまあ許せると言うところでしょうか。

 

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さて、アミューズに出てきたオリーブの実。
美味しかったです。
・・・と、先日も同じように褒めたあとに、ひどい目にあったのでこれで、騙されまいと気を引き締めて次へ

 

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ジントニックと、柘榴にパッションフルーツのジュースの中に貝の剥き身が。
素材の味となりますが、貝はなかなか美味しかったです。

アミュースはこれだけ。
他の店に比べて少ないですが、本当のその店の料理を堪能するにはこのぐらいで良いのかもしれません。
最近の流行で、アミューズが4品5品と出るのは、おまけじゃくて料理を食べに来ているのですから、さすがにちょっと考え物です。

 

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エビのタルタルが真ん中に。
ソースは白にんにくだそうです。
ソースの中に小さく四角く見えるのは鯖です。
悪くないです。

 

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前菜のもう一品は。
フォアグラ。
手前に見えるのは、パイナップルのコンフィ。
フォアグラの間には、薄いトースト。
これも、悪くない。

 

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肉は。
モイエハ。
日本語でなんと言うのでしょう。
独特の食感で、お味は少し日本風かな。

 

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魚。
下にはきのこ。
こちらで、トランペッタ(ト)と呼ばれるそう、楽器のそれと形が似ていると言うことです。
まあ、これも悪くないです。

 

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デザート。
ピスコッチョにチョコレートにマンゴウのアイス。
これは、まあ普通かな。
お腹も一杯になってきたので、相方と二人でシエアーしました。

 

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食後のコーヒーの際の乾き物。

これにて終わり。

 

■一言メモ■
まず、今回は現在の世界の革命的料理人と言う新聞記事を読んで来たわけですが、料理については思っていた程、突飛(革命)なこともなくいつも食べている最近流行の料理の範囲。
期待して行った分、食べ終わってみて少し拍子抜け。

お味については、ハズレはありませんでしたしそれなりに美味しく頂けたのですが、かと言ってバルセロナの今の話題の一線を走る料理人達の中で突出しているとも思えずいま一つインパクトが無かったと言うのが正直なところです。

シエフは、この店を始めてまだ8ヶ月だそうで、この短期間で話題になるのは、ある意味驚異的。
料理人としての修行は、私が何度か行った「ALKIMIA」「SAUC」それと未だ行って無く7月に行く予定のですが、あの「エルブジ」でしたそうです。

サービスについては、私達含めて3組しかいないのに最後までワインを注ぎに来ることも無くテーブルウオッチングがいま一つ。
少ない客に男性二人がサービスしているにも関わらず。
ですので弁解の余地無し、また帰る時にも見送りも無しでこのクラスのレストランとしては、まだまだとしか言いようがありません。
それ以外にも気になった点が一つ、キッチンへのドアが自動なのですが反応が良すぎてひっきりなしに開いたり閉まったりと何とも落ちつかない。

あと、この日料理ワインを抜いて値段ですが二人で100ユーロ弱。
また、ワインの値付けもびっくりする程安くてショップで買う小売値段とほぼ同じ。
ちなみに「FLOR DE PINGUS 」が80ユーロでした。
料理と合わせて間違いなく、お得感はあります。

コストパフォーマンス的には悪くはありませんが、今回のこの新聞記事の信憑性はどうかな? と言うところ。
ついでに言うと星を狙うには、料理サービス共にまだまだと言っても言い過ぎでは無いでしょう。

満足度  68点