ガウデイ建築の一つ、ガラフ酒造と呼ばれる建物の中にあるレストランです。
セットになった季節メニューと言うのがあって、その中にカルソッツが含まれていましたのでそれを試す事にします。 前菜、メイン、ワイン、カフェが入ってお値段は30.80€。
お店の名前にガウディと言うだけあって、こんな皿を使っています。
ドリンクは赤と水それぞれ1本。 ちなに、この建物はガウディが作った時は酒蔵だったのですが・・ ワインは地元産じゃ無く、カステーリャラマンチャ産でした。(笑
パンは田舎風に見えますが、軽いパンで焼いて出してくれたので パリッとして良い感じ。
知っている人も多いかと思いますが。 トマト、ニンニクを半分に切ってパンに擦り付けて
でき上がりはこんな感じ。 美味しいんですよね、これ。 まあカロリーを気にしなければですが(笑
さて、ここからメイン。 私は、いわゆる日本で言うところのラムチョップ。
結構なボリューム。 ちなみに、ラムの良い臭い (笑 。
ちょっと食べて慣れない日本人にはキツイかな?
ちなみに、イベリコ豚の中でも1頭あたり600グラムしか取れない希少部位と言われてはいますが、いつ食べてもどうって事無い・・
最後にデザートは地元のコテコテ料理らしく、クレマカタランにしましたが さすがにヘビーなので、2二人でシエアしました。
まず店の造りについては、あのガウディ建築の中にあると言う 他には無い圧倒的な個性があります。
ただ、石造り建物の 横から入る辺りまでは面白いのですが、中は特に印象に残らず。
その理由は漆喰の壁に施された稚拙な塗装と、レンガがむき出しの天井はまるで最近施行された様な新さはでバルセロナの市内で普通に見かける流行りだけの薄っぺらいレストランと一体何が違うのでしょう?。
また、サービスに付いては他に客のいないマンツーマンだったので、悪くはなった訳ですが 連日閑古鳥が鳴いている店で、これをそのまま評価とするには 少々問題があります。
続いて料理に付いて述べると・・・ お通しに出たマッシュルームは特にどうという物では無いですが、料理が出てくる間の 時間つぶしとしては悪くはありません。
パン・コン・トマテも軽めのパンでしたがトーストしてあり、食感もサクッとして良い感じ。
ワインはセットメニューに付いてくるテーブルワインなので、元々期待する物では ありませんのでコメントは控えますが、ワインリストを見て見ると非常にありふれた セレクション、その全てがスーパーで普通に買える物では何とも寂しい。
前菜のカルソッツは焼き過ぎで中身の食べるところが少なく、調理の経験不足が見てとれ、メインの肉はボリューム十分でその点は不満ありませんが、料理は悪く言うと ただ素材を焼いただけ。
デザートのクレマカタラナも昔ながらと言えば聞こえは良いですが、それでは全く芸が無い。
まとめてみると・・
コスパ的には平均的で高くも無く安くも無くと言うところですが、建物が非常に個性的 であるにも関わらず、レストランの造り、料理共に何の個性を感じ無いのは残念です。
ついでに言うと、お土産物屋で売っているお登り観光客向けのガウディデのモザイク皿を使うというのは?
またどうにも垢ぬけないテーブルセッテイングと言うのもいかがなものでしょうか?
結局のところは、田舎でよく見かける結婚式のパーテイ用、その手のレストランと言う事で事足りるかと思います。
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