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Castell de Xativa 1

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日本のガイドブック「地球の歩き方」にも載っている米料理専門店です。
普通米料理と言えばパエリヤとなりますが、ガイドブックに書かれていたお勧めの 日本の雑炊の様にスープご飯とでも言うのでしょうかカルドッソを食べに行きました。

 

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米料理は時間がかかるので、出来る前に注文した前菜。
まず、ハモンイベリコ。
普通レベルのハムですが値段相応で問題なし、あと一緒にパンコントマテが付いてきます。

 

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殆どムール貝ですが、一応3種類程の貝を白ワインで蒸したもの。
貝はぷりっとしていて、良い感じでした。

 

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トリンチャット?
ちょっと、油がしつこかったですね。

 

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シーフードサラダ。
蟹かぼこが入っていますが、消しゴムの様などうにもならない物でした。
またドレッシングの味が薄くて物足りかったです。

 

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さてこの店のお勧めという・・・
オマールエビのカルドッソ、大きいエビがぶつ切りで一匹入っています。
お味は、悪くはないですが絶品というものではなく、まあ日本から来られる方でしたらスペインとくればパエリヤでしょうから、これにこだわらずに単純にパエリヤでも良いと思います。
あと、今回4人で行って2人前でちょうどでした。
この店だけでなく米料理を頼むときは、必ず行く人数よりは少なめに注文することが大切です。

これ以外に、デザートとしてアップルパイとアイスの一皿。
スペインにしては甘くなくて日本人向きで、シンプルな物ですが美味しく食べられました。

 

■一言メモ■
さて、、この店はお昼の定食でパエリヤを数年前に食べた事があるのですがその時の感想と今回の感想は同じでした。
「7portes」ような濃い味では無く、日本人は食べやすい味ですがかといってインパクトには少し欠けます。
あと店の内装はいたってシンプルなもので、地元のスペイン人の食べログのコメントに「悲しい内装」なんて言うのがあるぐらいで、この日は、夜に行ったのですが、私たち以外に他に日本人が一組のみでほんとにさみしく、私達だけならほんとに悲しくなってたと思います。。
ただ、店のスタッフ(キューバ人の男性?)は以前も今回もいたってフレンドリーで感じが良く、気持ちよく対応してくれます。
また、日本語メニューもあり、英語も通じますので旅行者でも安心していけます。
料理の値段については適正価格ですし、ワインのハーフボトルなどもちゃんとあり、あまり飲めない方でも注文しやすく、そのあたり気が利いています。

まとめとしては・・・
この近くに泊まっている人以外はわざわざ地下鉄、タクシーを使って行く必要もないかと。
街の中心、また地下鉄の駅から少し離れていますので少し不便で、行かれるのでしたらお昼に、通りが2つづれはしますがガウデイの建築のカサミラからサグラダファミリア教会への道の中間にあると言えば言えない事も無いのでその際に・・ ということでどうでしょうか。

余談ですが、日本のバルセロナについての色々なガイドブックを見てみると。
どうして、こんな店が?
もしくは、どうしてわざわざこの店が?と言うのが紹介されています。
そして今回も、どうしてわざわざこの店?という感じでガイドブックの編集の仕方、その基準に疑問を持つのは私だけでしょうか。

評価 68点

El Gran Cafe

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ゴシック地区の市庁舎近くのAVINION通りにあるクラシックなレストラン「グランカフェ」に行ってみました。

 

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見ての通り良い感じですね。
バルセロナに数あるレストランの中でもなんとも雰囲気のあるレストラン。
店内もかなり広くて、写真で見える2階またグループ用に地下もあるとの事です。

日本から初めてヨーロッパに来た方でしたらこの雰囲気は超お勧めです。

 

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さて、テーブルに着くとすぐに出される付きだしのパルメザンチーズ。
カウンター近くに数十キロはあるかと言うパルメザンチースの塊から切り出してくれます。
バルセロナではオリーブの実とかが、多いのですがこれは面白いですね。

 

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さて、前菜に注文したアーテイチョークのラビオリ。
まあ、不味くはないですがバルのお昼の定食で食べれる様なレベルでした。

 

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タラの塩漬けを戻してサラダにした地元カタルニャー地方の定番料理エスケシャーダ。
出てきた時は、見た目で「おお良い感じ!」
しかし、食べると上に乗っかってる糸状のネギがどうにも硬くて、これも不味くは無いですが、ネギの硬いのを差し引いても平凡な一品です。

 

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さて、メインには鴨のコンフィタード。
料理自体は悪くは無いのですが、塩がきつくて舌に残ってしまいました。
横についてる洋ナシコンポートと合わせて食べればちょうどなのかと思いましたが、結局のところ最後まで塩が舌に残りました。
ただ付け合せのポテトはカリっと表面が焼けて良い感じ。

 

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天然のスズキのグリルにウイキョウが乗った一品。
お味は・・・・魚の鮮度に問題があるのか? 天然の良さが全く感じらずスーパーの冷凍物の様でした。
付け合せの野菜は甘みが出ていて美味しかったですが、もうひとつの付け合せのポテトのボイルは全く味が無く水煮その物で上から塩、オリーブオイルをかけたりと、味付けを自分で試みましたがどうにもなら無い代物でした。

以上の4皿が行く前に、ネットで調べたこの店のお勧めでした。

■一言メモ■
雰囲気は抜群です。
ピアノの演奏なんかもあったりして、日本から来られる方には少しリッチな気分を味わいながら食事が出来るのはないでしょうか。
市内のミシュランの星付きレストランの殆どが味気のない、モダンなだけの内装なのですが、それらの店でもこんな感じに優雅に食べれると良いのですが。
さて、料理の方ですが基本どれも不味くはないのですが、一言で言ってしまうと普通の中級レストランのレベル。
この店もバルセロナの流行っている店によくあるパターンなのですが、他にバル、レストランなどを何軒も経営するグループ会社のその内の一軒です。
ですので、ある意味はずしていないというか、しっかりポイントは押さえてはいます。
雰囲気のある店、そこそこの料理、そこそこの値段にサービス。
この日は二人で行って上記4皿を食べて、喉が渇いていて最初にビールを1杯づつその後ワイン白1本。
デザートは料理でお腹一杯になったのでパスして最後にコーヒーで閉めて二人で80ユーロ弱。
ワインが10ユーロ程の安ワインとうのもありますが、コストパフォーマンス的には充分満足できるレベルだと思います。

最後に・・・
雰囲気もあって値段も高くなく、決してハズレのレストランではありませんが料理の味については平凡な物で、バルセロナで美味しい料理を食べたいと思われる本当のグルメの方には決して満足出きる様なレベルでは無いと思います。

 

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ところで、最初に出てきたナイフの先が曲がっていました。
まあ、切れないことは無いので黙っていましたがその後、メインのときに出てきた肉用のナイフの先も曲がっていて。
一回ならまだしも続けて二回も。
何度も来ているお気に入りの店なら、これは不慮の事故と思うところなんですが、一回目の訪問でこれは。。。いやはや、きついですね~

 

評価 69点

Cinc Sentis

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地元バルセロナのグルメの間でも最近評判のミシュランの一つ星の店です。
人気のせいか予約が結構取りにくくて1週間前でも一杯と言われたり・・
先月予約を入れていたのですが仕事の都合で行けなくなり今回やっと行ってきました。
ちなみに、予約の際は普通名前だけですがフルネームで聞かれて当日の午後に再度確認の電話が掛かってきたという、めったに無い経験で・・・
よっぽど混んでるということなんでしょう・・。

さて、お通しの一品目です↑
なんでもない見たままの物で別にコメントする事はありません。

 

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お通し2品目。
クリームのカバと海水のカクテルといったところでしょうか。
ゴックンと飲んで口の中で混ぜて味を堪能してくださいとのこと。
飲んでみて・・・う~んイマイチ。

 

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さて、料理の始まりです。
一皿目は今が旬のキノコのミックスグリル。
悪くはないですが、普通といったところ。

 

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続いて・・ 温泉卵その下にはサツマイモのピューレです横に見えるのはイベリコ豚のバラ肉をカリカリに揚げたもの。
卵を割ると中から黄味がトロ~っと出てきてそれは良いのですが下のピューレもトロ~っとしていて、同じような食感で私的にはミスマッチ
の様にも思えました。

 

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次は、鯖のグリル。
ガスパチョは普通トマトジュースぽいのですがこれは透明なガスパチョとのことでした・・。
お味の方は、このガスパチョ薄すぎです。

 

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余談ですが・・・
日本と違ってこちらの鯖は小さくて貧弱でこの時期でもあまり脂がのっていません。
ガスパチョは上品ですが、インパクトに欠けるものでした鯖にもう少し脂が乗っていると薄味のガスパチョでも、もう少し感じ方が違ったのかも知れません。

 

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今が旬というかこの時期なのでコースとは別に追加で白トリフの一品を注文してみました。
お決まりの秤が出てきて、まずトリフの塊の重さを量って・・。

 

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頼んだカネロニの上にシュリシュリしてもらい。

 

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さて隣の席では、地元のゴージャスおじいさんとおばあさん達のグループがバンバンとベガシシリア(200ユーロちょい)を開けていたので・・・。
こっちらも負けじと、バンバン白トリフをシュリシュリしてもらうぞ!
と意気込みましたが・・・理性が勝ってこの程度にしておきました (汗・
トリフもさることながら、このカネロニは美味しかったです。
今日食べた中で群を抜いた一品でした。

 

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肉です。
下にはポロねぎのソース上には人参の泡とまるでデザートみたいな一品ですね。

さて味なのですが子供の頃食べた牛肉の大和煮という缶詰とそっくりの味・・。
相方はそんな缶詰を食べた事が無いと言ってましたが・・・・
まさに、その味だったんですヨ!
・・夢を壊すようでスミマセン。

 

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料理が終わってプレポストレ日本語に訳すとデザートの前のデザートと言うのでしょうか・。
デザートに行く前の口直しというところでしょうか。
ジンとセロリが入ったシャーベットです。

 

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そしてデザート。
マンサーニーヤのアイスにの上にピスタッチョがのっていて横に緑のビスコッチョ(スポンジケーキ)。

 

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あと、乾き物のこの一品で終わりとなりました。

 

■一言メモ■
今バルセロナのミシュラン星付きレストランでは一番流行っていると思われます。
まだ日本のガイドブックには未だ載っていないので、この日は私達以外はスペイン人と英語圏の人がそれぞれ半分ずつ全部で30席弱のキャパですがもちろん満席でした。
料理は最近の星付きレストランの流れの創作料理ですが、今回食べた中には変に他のレストランで見かける日本の調味料、食材等もなくその点は好感がもてます。
アラカルトは無くコースのみで全部で3種類、今回は一番皿数の少ないコースにこの季節なので白トリフの一品を追加でオーダーしました。
ところで、スタッフのおばさん(結構おしゃべり)と話したのですがここのシエフはどこのレストランへも修業した事もないと聞いてビックリ。
独学ということなのでしょうか。

さて、料理全部食べてみて印象は・・
どの料理もこのクラス(星一つ)のレストランの標準レベルにあります。
その中でカネロニは最近食べた中では印象に残る一品でした。
コースのお値段は46ユーロそれに2人で最初にカバ、白ワインそれぞれ一杯ずつ飲み料理には赤ワイン1本、それが46ユーロ、そして白トリフを一皿追加して二人で合計250ユーロ程でしたのでこの店のコストパフォーマンスは悪くないと思います。
レストランはALKIMIAと同じく小さい作りです。
サービスに付いてはスタッフの料理についての説明も丁寧ですし、テーブルウオッチングもちゃんと出来ていています。

総評・・、
私の本音としてはチマチマした多皿料理すぎて味わうどころかお遊びにしか見えない料理と言うところでしょうか。

評価 72点

Monvinic

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最近話題のワインバーです。
バルセロナには、ワインバーと言っている店はいくつかありますが・・
本当にワインを楽しむバーと言うのは案外無く、例えばピカソ美術近くにある
「La Vinya del Senyor」なんて人気の店もありますが、観光地化していてとても
ワインを楽しめるどころではありませんが、でもここならワインを楽しめます。

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店は、オシャレでワインバーにしては大箱なものでダイニングのスペースも
かなり大きくとってあり、その上ワイン関係のミニ図書館などもあり・・・
ただのワインバーと言って良いのか・・・?
今までここバルセロナには無かったコンセプトと規模のお店です。

 

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昨年のリーマンショックまでやはりスペインも大変なバブル景気でこの店を見ていると本当に、バブル絶頂期に計画してできたんだろうな・・・
なんてこの日はカウンターで思ったり・・・。

さてお店はカウンター以外にソファーのテーブルがいくつもあり、夕食を取らないのであればそちらでゆっくりワインを楽しめますし、またカウンターでもOKです。

 

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ところで、この店の面白いシステムとしてご覧のタブレットパソコン?というのでしょうか・・
タッチパネルの画面を操作して、自分の好きなワインを探すと言うシステムです。

 

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では、早速操作してみました・・・。
慣れるまでは、なかなか途惑いましたが・・
なんとかワインを決めて注文・・。
ボトル、グラス、またハーフグラスでも飲めますので大変便利。
もちろん、全てのワインがグラスで飲めるわけではありませんが飲めるワインの種類の多さではバルセロナで一番というのは間違いありません。
このタッチーボードを使って思ったのは、時間潰しにはいいのですがお目当てのワインにたどり着くには手間がかかりますし、パネルの反応も
イマイチ
というところで結構ストレスを感じてしまいました。
あと、お目当てのワインをみつけても、値段と、ブドウ、また作り手の写真ぐらいしか情報がなくせっかくデジタル化しているわけですから、もう少し情報が工夫が欲しいところです。

 

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さて、奥のダイニングでも食事を取れますが
この店の料理には別に興味が無いので、軽く小皿のつまみを頼みました。
普通なら、チーズの盛り合わせなんかを頼むのですが、この日この店に来る前にバルで揚げ物を食べて気持ち悪くなったので、ムール貝を注文。
でてきたのは、これ・・缶詰です。
缶詰と馬鹿にする無かれ、美味しかったですこれ。
おすすめ厳選缶詰です!

 

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あと、半熟卵にポテトの様なものをたのみました。
味は普通ですが、悪くは無いですね。

■一言メモ■
バルセロナに住むワイン好きには大変良い店です。
日本から来られる通の方なら、東京ではもっと世界の色々なワインが飲めるでしょうから、それほど感動は無いように思いますが、向こうで飲めない面白いスペインワインがありますのでそれなりに利用価値はあるでしょう。
ただ、旅行でバルセロナに来られたら、この店よりもっとスペインぽい店。
あまりカジュアル過ぎない雰囲気の店を楽しんだ方がいいのかもしれません。
あと、ここのスタッフは全員ソムリエでプロ意識も感じますし接客の感じは良いです。
ただ、彼らはソムリエの仕事以外にもウエイターの仕事もするので客がグループで入って来たた時などは注文を取ったり料理を運んだりに忙殺され余裕が感じられず、それが少し残念におもいました。
私的には料理の注文などは別にウエイターを入れるべきだと思います。

さて、まとめとして・・・
純粋にワインを楽しむのでしたらこの店。
地元の雰囲気も含めてでしたら「La Vinya del Senyor」のようなワインバーでどうでしょう。
ワインの値付けは私の知っているスペインワインの範囲ですが、小売の1.5倍程ですので、その意味でも充分使えるワインバーだと思います。

評価 74点