
そしてその隣は、その本店とも言える高級シーフドレストランの「Rias de Galicia」。
また、この手前には同グループのタパスレストラン「Casa de tapas Cañota」 があり
この一角、なんだか
”味ビル”の様相を呈しています(笑

さて、お店の中はこんな感じ。
ペルーのインデイオ文化をイメージしているのでしょうか?
ちなみに、思っていたより店が小さいです。

コース料理のみでアラカルトはありません。
120と90ユーロのコースの2本立てで、私は短い方のコースを選択。
ちなみに、その名前は・・「Menu Fujiyama」 フジヤマ・・(笑

懐石の八寸の様に見えますが、実際にそうだと説明されました。

湯葉だそうです。

ニンジン、サーモン、海苔、カブ

アボガド豆腐

枝豆をキムチだ和えた物ですが、これはハズレ ✖

芋。
さて全部食べての感想は日本人の私からすると、どれも普通。

トマトのムール貝。
これはペルー系料理というところなのでしょうか?

ユカのチップスと共に食べます。

にぎりです (笑
何のレストランか解らなくなって来ました。

イカは、バルセロナで生で食べたイカの中では特筆物。

マグロはトロだそうです。

ハマチ。
素材自体はどれも良い物ですが、残念なのはご飯がベタベタ。
上のトッピングは見た目だけで感想としては味的に、どうでも良いと言うかあまり意味が無いように思います。

デザートは、生姜がよく効いていました!

セビッチエ

見た目は奇麗なのですが、これをセビッチエと言って良いのか?
本場のそれとは、全く別物。

また、にぎりです。

パパダ(豚トロ)に砂糖醤油を塗って炙った物は、まるでカルピ丼の様な味。
これは、相方が大絶賛していました。

ニギリはご覧のマイクロサイズ。
ちなみに、このうなぎは身が柔らか過ぎでした。
さて、お次は・・

見ての通りの

蕎麦

少し甘い、このソースで食べますが・・・ これは幾らなんでも~話にならな~い。
こんな物ならパスタで十分、蕎麦をわざわざ使う意味がありません。

イベリコ入りの餃子は、はっきり言ってイマイチ。
同じ(旧)エルブジグループのアジアンタパスレストランの「Dos Parillo」の餃子の方が数段上。

ペルーの柑橘系果物の天ぷらだそうですが、これも・・・ イマイチ。

魚の焼物。

スペインで食べる魚にしては悪くは無いのですが、それ以上でも以下でも無し。

最後は、WOKです。

豚ヒレ肉に半熟玉子。
見た目は奇麗ですが、結局はただの中華炒めと思います。

幼虫が木の枝に2匹!

デザートに出てきたマシュマロでした。(笑
この辺は、エルブジ流。

Suspirosと言うメレンゲを焼いた様なお菓子とアイス

ライム入りのそれは、絶品!
非常に気に入りました、アイスは付けないでこのままの方がいいかも。
ところで・・

この日は、あのお兄様も奥様とお越しになっていました。
弟に細かな指示をされている様です。

デザートは、まだまだ続きます!

ミニドーナッツ

お手拭きが出て

やっとこれで最後・・

蓋を開けて出てきたのがこれ。
手で取ってパクリ!

やっと2時間のコースを食べ終え、この味ビルを後にしました。 (笑
2人で食べて
総額:222€ (ワイン白1本+グラス1杯、CAVA1杯、水2本含む)

サービスはカウンター席だったので評価は難しいのですが、ちゃんとワインも良いタイミングで注いでくれましたし、料理の説明もしっかり出来ていて問題無し。
料理、特に和食の部分に付いてはスペイン人もしくは欧米人を相手にしていて日本人客を想定していませんので、その評価は、あえてしないでおきます。
ただペルー料理と和食とのMIXであるNIKKEI料理と呼ばれる部分については、以前食べたもう一軒のNIKKEIレストランの「Tanta」でも感じたのですが、無理にこじつけて作った感がぬぐえず、その完成度は正直まだまだと言うところ。
ところで久しぶりに、あのエルブジ体験を思い出すような多皿のコース料理。
「Tikets」の方が本当に以前のエルブジで出していた料理を食べれるにも関わらず、本来コースであるべき物がバラ売りされているせいか、こちらの方がエルブジらしさを感じます。
特にコース最後のこれでもかと言うぐらいのデザート攻撃 、これこそエルブジの真骨頂とも言えるのではないでしょうか。
料理に美味しい物、そうで無い物がありますが、たまには良いですねこう言うのも。
辛口に評価しましたが、結構楽しめました。
尚2,3日の旅程で日本から来られる人は、時間の無駄とは言いませんが他に行くべき店がここバルセロナには多くありますので、あえて来る必要はない様に思えます。
在住者の方でしたら一度は来ても良いかも知れません、話のネタになりますヨ!(笑
追)
一つ難を言うとカウンターの奥行きがないので料理に寄っては今回非常に 窮屈さを感じました。
味わい:4.0 食材4.0 技術:3.8 個性:4.3
雰囲気:3.8 ボリューム:3.8 コスト:3.8 サービス:4.2
満足度:69点

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