友人が引っ越しして、そのお宅拝見に行った帰りに寄ったペルー料理店です。
本来このブログで日本食、中華、エスニックは扱わない事になっているのですが
なぜか最近、バルセロナでペルー料理が流行っているので、この店の記事を
今回は特別にUPしてみます。
店の中に入って、まず気が付いたのが椅子が統一されていない・・
そして、一見すると場末の中華レストランその物、カウンターの椅子も・・・
まるで一昔前、昭和の哀愁漂う日本の田舎町のカラオケスナックです(笑
お通しのタマル。
広く中南米で見かける料理で中米ではナカタマルとも呼ばれる料理の創作版。
地元ペネデス産の白 15.50€
ペルー人がワインを分かっているとも思えない・・・
と言うとまるで人種差別に聞こえますが、実際ワインリストは貧弱な物でした。
Ceviche del pecad 13€
今やペルー料理代表となってきているセビッチェ。
兎の顔に見立てると・・・ (笑
オレンジ色の芋のボニアトが顔でプラタノを揚げたチップスは兎の耳になります。
中南米で良く見かける、もちっとした食感のトウモロコシ。
普通はもっと白いのですが、これはわりと黄色い。
白身魚のセピーチエ。
味は悪くなく相方も非常に気に入っていました。
Causa a la lomena 8€
これも定番芋料理のカウサ。
特にどうって事の無い、ただのホ-ムパーテイ料理と言うと辛口過ぎるでしょうか。
Lomo salteado al pisco 1615
ぺルー料理の引き出しの少なさを感じてしまう中華もどき。
付け合わせのフライドポテトが何とも侘しい。
Dorada frita con mariscos en sus salsa 15.00€
シーフードの揚げ物。
育ち盛りの子供が喜びそうな家庭料理ですね。
付いて来た緑色のソースは無くても良いと言うより、付け無い方がまだまし。
2人で食べて
74.10€ (ワイン白1本、水2本含む)
サービスは女性が一人で担当しますが、私達以外に他に3人しか
客が居なかったので特に問題ありませんでした。
また料理の説明なども丁寧で、印象は決して悪くありません。
ただ店の造りは一言で言って、物悲しい場末の中華レストランそのもの。
料理については創作系のペルー料理なのですが、その創作性は低く
読者の中には反論される方もおられるかも知れませんが、ペール料理自体が
本来引き出しの少ない底の浅い料理なので、それに過剰に期待するのは
正直無理があると思います。
バルセロナでこれまで食べたペール料理の中で
唯一私がまた食べて良いと思える料理はセビッチェのみで
他の芋料理や中華もどきには全く興味がありません。
なので次回はセビッチェだけ頼んでビールを一杯と言うのなら・・
再訪ありとします。
味わい:3.6 食材:3.8 技術:3.9 個性:3.7
雰囲気:2.3 ボリューム:3.8 コスト:3.7 サービス:3.5
満足度:63点