ところで、このお店に来た理由はこの人のプロデユースする店と聞いたからです。
バルセロナのグルメなら誰でも知っている、あのXavier Pellicer シエフ↑
今日はこの2階席で食べました。
窓からはビーチが見渡せます。
お通しのオリーブは、お馴染の地元産のアルベッキーナ。 イケます。
パンはパリッと焼けていて良い感じ。
ところで、入れ物がフエルトで面白いですね。
さて最初に、つまんだのがシーフードレストランの定番物のブニュエロス。 7.90€
鱈のすり身を揚げた物です。
割ってみると、こんな感じ。
団子の中身はいつも食べる物より軽めです。
つまみの2品目は、これも定番タパのブラバス。 5.60€
ジャガイモは皮付きなのは最近の流行り。
さて、このソースなんですが・・・。
今まで色々な店で食べた、その中でもワースト3に入るぐらい不味い・・
何なんでしょう?この味のしないソース、呆れてしまいます。
悪くは無く及第点なのですが、この周りにあるシーフードレストランでも普通に食べれるレベルです。
先月、確かこのワインをどこかの店で飲んでイマイチだったと 18.50€
飲んでから、それを思いだしましたが・・・ 後の祭り (笑
貝の身はプリッとしていて、火の通りは良いのですが、ただ炒めただけ、素材だけでは芸が無い。
パエリヤは炊き上げた、ご飯の厚さがこの位が一番良いと言われています。
俗に言う「un dedo」日本語で言うと指1本を横にした厚さです。
アバンダとはアロース(お米)と具が別々と言う意味なのですが
具がナバハス(マテ貝)と言うのは初めて食べました。
マテ貝は美味しかったです。
ところで、ご飯はアルデンテに炊きあがっているのですが、カルド(スープ)が、ご飯にからんでいなくて、ご覧の様に真っ白。
表面は、こんな感じで味が濃そうに見えますが全体的にコクが無い。
店を出ると前は通りを挟んでこんな感じ。
暑くなってきましたねバルセロナも。
3人で食べて
総額:126.10€ (ワイン1本、水1本、ビール3杯含む、デザートは2人分です)
サービスは、ハッキリ言って素人の寄せ集め。
マニュアル通りには一応やってはいるのでしょうが一年後に来ても、この海の家のバイト的な素人集団には、正直 大して進歩がなさそうにも思えます。
・・と言うと辛口すぎでしょうか (笑
料理については、ブニュエロスはまあまあ、ブラバスはガッカリ、あさりは普通 エスケシャーダは悪くは無いですが、かと言って特筆するものでも無く メインに頼んだパエリヤ(アバンダ)に至っては私が作るパエリヤが間違い無く美味しい。
この料理が、かつて二つ星のレストラン「Abac」と、あの「Can Fabes」2軒を率い剛腕シエフと異名をとったXavier Pellicer氏の本当に手によるものなの???
まるで狐につままれたとは、正に今日のこの事。
味わい:3.6 食材:4.0 技術:3.8 個性:3.7
雰囲気:3.9 ボリューム:3.9 コスト:3.8 サービス:3.4
満足度:60点