店は老舗だけあって味があります。
小さな丸テーブルが幾つも並んでいますが狭いスペースを有効に使うアイデアなのでしょうか。
壁には昔のボクサーの写真が一杯。
この店のオーナーはもしかして昔ボクサーだったのか気になってウエイターに聞いてみたのですが、その答えは 全く関係ないとのことでした (笑
さて、とりあえずビール1杯で乾杯!
今日は友人がバルセロナに遊びに来たので二人での訪問です。
1.40€と安いのですが、量が少なく一口で飲み干してしまいました。
メニューの一部です。
バルにしては、どれも結構な値段がします。
まあ、シーフード中心の店のなのでしょうが無いのですが。
茄子を薄く切って揚げたチップス、その上にはヤギのチーズそして蜂蜜が掛かっています。
この店の名物だそうで、まずこれを頼みました。
こう言うクリーム系のチーズに、メンブリーヨだったり蜂蜜の様な甘い物と食べるのはある意味定番ですが、茄子のチップスと組み合わせは面白い。
ただ、開店一番乗りでこの料理を注文したのに関わらず、チップスが冷たい。
という事は、お昼の揚げた残りと言う事になりますが、揚げたてならもう少し印象も良かったのかも知れませんが私の評価はこの程度
評3.8/5.0
ワインはガリシア産のアルバリーニョ。
スペインのシーフードには定番と言えるワインです。
ご覧の様にラベルの無しのシンプルがぶ飲み系ワインですが、この店自体が地元のコテコテ系バルですから 、これはこれで良し。 11€
シンプルな味付けと言うのでしょうか。
悪く言えば、ただ焼いただけで これなら私が家でも作れます・・と言うと辛口過ぎますが、まあ砂抜きは完全に出来ていたのでその点は合格とします。
お次は、タラを使った料理。
これは定番物では無くて、いろいろなタラ料理を毎週変えて出しているそうです。
今日のこれは、アーテイチョークとアサリが付きます。
まあ、悪くはないのですが老舗のバスク料理レストランの「Gorria」の本物に比べるともう一頑張りと言うところでしょうか。
あさりは素材がイマイチその上、火が通り過ぎて輪ゴムの様です。
3.9/5.0
ここで、終わろうかと思ったら昔から私の性格を良く知っている友人が「もう一品食べて結論だし切ってしまいなよ」と言われて最後にこれを頼みました(笑
下はリンゴで上にはフォアグラ、この店のお勧めです
最近は何処へ行っても目にするフォアグラ料理、 中国で大量飼育しているせいで原価が非常に安くなったせいでしょうか ?猫も杓子もフォアグラ、フォアグラ・・ただ私には、ありがたみは全くありません。
さてお味は一言で言って平凡。
評3.8/5.0
二人で食べて
総額: 62.50ユーロ(ビール2杯、白一本に、グラスで赤2杯含む)
バルセロナのこの地区で生まれ育ったスペイン人の友人が以前この店の事について言っていたのを 思い出しました。
「昔は良かったんだけど現在はね~ ・・・・もう行かなくなったね」と。
10数年前のこの店を知りませんが、確かに彼女の言っていた意味がよく解りました。
悪くはありませんが既に旬の済んだ店。
まあシンプルな料理なのですが街場のバルの料理としてなら悪くはないと思います。
ただ値段的には、この程度の食材この程度の料理では今の時代に決してコストパフォーマンスが良いと思え無いのも事実。
値段を下げCPをUPするか同じ値段でも料理のレベルがUPしない限り私の再訪はありません。現在のままでは私が再訪するには魅力があまりにも無さすぎます。
味わい:3.7 食材:3.7 技術:3.8 個性:3.6
雰囲気:3.9 ボリューム:3.9 コスト:3.7 サービス:3.9
満足度:60点
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