フランス人のシエフと地元スペイン人の奥様とがやっているフレンチ、ビストロです。
地元のネット上での評判は悪くありません。
店は、バルセロナに良くある間口に比べて奥に長い鰻の寝床の様な作りになっています。
店全体があまり広く無い分、ちょっと閉塞感があります。
使ってるフォークもナイフもシンプル且つ使い込んだ物で皿なんかも、昔ながらの地味なものでいかにもビストロと言う感じ。
この飾りの皿が実際は使いませんが、これが唯一、今っぽいですが・・。
スイカのジュース、中にミントとハーブのオレガノが入っていますが、お味は殆どインパクト無し。
パンは近所のパン屋で買ったものと思いますが外はパリッとして、中はしっとりで悪くありません。
ランチでも二人でワイン1本いつも飲んでいたのですが、なんだか最近疲れるので今日はグラスで。
ところで、この白なんですが全然美味しくない。 トホホ・・。
お隣は地元のガス入りウオーターの地元を代表するVICHY。
少し塩辛い水で、好き嫌いはハッキリ分かれるんですが、日本人でも結構ハマル人も多いです。
さて料理は、27ユーロのプリフィックスメニューとなり料理によって追加料金がかかります。
相方の前菜は、マンゴー入りの野菜サラダ。
なんだか豪快と言うか無造作に一杯チーズが掛かっています (笑
レタス2種類にマンゴーが入っているだけの超シンプルな物です。
ただ、味付けはしかりしていてスペインのサラダとはその点は大違い。
評3.7/5
私は、なんだか毎週食べているような気もしますがフォアグラその上にはウヅラの卵焼き、下にはカリカリに焼いたパン。
卵は半熟とろ~り。
お味そこそこなのですが、やはりフランス人シエフだけあってソースは悪くないですね。
これがスペインだと、意味の無いフルーツのソースだったりするんですよね。
評3.8/5
奥様のメインは、海老にアンコウのグリル。
ソースはバターとレモンの味がします。
奥に見える稲荷ずしみたいなのは、クロワッサン生地のパンで、いかにもフランスっていう感じ。
ご飯も付いていますが、これが中々美味しかったですね。
クミンなんかも入っています。
海老、アンコウ共に素材もそこそこで、味付けはやさしい味で食べやすい一品。
評3.9/5
この店の名物のタルタルステーキ。
周りのお客の殆どが、これを頼んでいました。
付け合せのポテト。
大量に皿に山盛り。
味はまあ普通なのですが、硬くて食べてて途中で飽きてしまい殆ど残してしまいました。
さてmタルタルは確かにこの店の名物だけあって悪くは無いのですが・・
私は、この店のこれより美味しいタルタルを既にバルセロナで3軒知っているので特に印象には残りませんでした。
評3.9/5
先日、「のんべいガールズさん」達と行ったカクテルバーで飲んだシンガポールスリングにもこの果物が。
こちらも、昔ながらと言う感じのデザート。
どちらのデザートも、ありふれた物なんですがお味はそれぞれ悪くありません。
評3.8/5
最後はエスプレッソで〆。
ちっちゃな、お茶菓子も付いてきます。
■一言メモ■
バルセロナでは評判の良いフレンチ、ビストロです。
食べた感想としては、最近何年も行ってないので忘れているのですがフランスの地方都市で食べたビストロ料理とはこんな感じだったんだろうなと言う気はしました。
ただ、ビストロ料理だと言っても今日のランチの支払いがボトルでワインを飲んだ訳でも無いのに80€するとなると、私的には今日のこの料理ではイマイチ満足感に欠けます。
不味くは無いですが、かと言って凝った料理でもないビストロ料理なんですからMAXで二人60€ぐらいが妥当なところでしょう。
実際その値段なら再訪してもいいですがこの値段なら迷わず私なら「Embat」に行きます。
もしかすると地元スペイン人がフランスに持つコンプレックスの表れでそれが過大評価の原因??
このぐらいの料理、CPにしては巷の評価は私にすれば異常に高すぎるかと思いますしこの程度の料理ならスペイン料理で十分でしょう。
評価62点。