以前から聞いていた、地元ではわりと評価されているお店です。
建物の外壁の工事の為、店の入り口は足場だらけでした。
ところで、外から見るとなんだか子供服屋さんに見えますね(笑
中に入ると、ウエイテイングルームなのでしょうか?
なんだか訳の解らないデコレーションで・・不思議な空間です。
奥に進むとこんな感じ。
レトロなのか?
と思うと、何だか良く解らないオブジェがつら下がっていたり・・
で、席に着いてもってこられたメニューがこれ。
板でできていて、その上に何だか変な物が付いてますが・・どうも、オーナーの趣味なんでしょうかこう言うの?
お通しのニンニクのピクルス。
私は胃に悪そうなので、これはパス。
奥様は曰く、まあ普通の味。
はパンは悪くありませんが、今日の料理ボリュームあって、結局もったいないですが二人で一個しか食べれませんでした。
心配していた精密検査の結果、問題無いと言う事なのでアルコール解禁。
と言っても、もう以前の様にバカ飲みしない事に決めました。
ところで今日の白は一本20€程です。
ワインの値付けは1.5倍掛けの良心的価格にリスト自体は少ないですがセレクションもCPの良いワインを揃えていて良い感じです。
ところでワインクーラは子供用の椅子に置かれています(笑
さて、料理です。
私の前菜は、「ジプシーの褐色の腕」と言うタイトルが付いた料理です。
見たところ、どこでもあるカネロニなんですが
中はブティファラ・ネグラ(血入りソーセージ)がたっぷり。
味自体は、そんな凝ったものでは無いんですが悪くありません。
但し、量が多くて私は奥さんと半分食べて皿交換をしましたが、これ全部食べたら気持ち悪くなっていたと思います。
評3.7/5
この店特製トルテイーヤと言うことです。
具だくさんで、裏向けて焼いていないので普通のトルテイーヤとは見た目は違うし、これをそう呼んで良いのでしょうか?
具には、フォアグラ、キノコ(日本のしめじ?)セップス茸に天かす?
そしてユッカと盛りだくさんなんですがこれ中々いけました!
発想も面白いし、味も悪くないし今年になって食べた中では一番印象に残る料理の一つで大変気に入りました。
評4.3/5
牛の赤ワイン(ガルナッチャ)煮込みというところです。
上に乗っているのはカボチャ。
肉も柔らかく、ソースも悪く無く確実に合格点の料理ですが他の店にも良くあるありふれた料理で欲を言うとその点が私には少し面白みに欠けます。
評3.8/5
マグロの上に乗るのは、なんと日本のでん六豆?
ワサビの味がしました!
あと下のトマトは美味しかったですが・・
お味はでん六豆は面白いのですが、料理全体に塩が足らないのとライムで酸味を効かせているのですがそれも足りずに味ボケ。
焼き加減は、いつものレアなんですが、マグロにもイマイチ旨味を感じません。
発想に比べて味が・・・
評3.4/5
ただ、その後お茶菓子にこんなの出てきました。
素朴で良いですね、こう言うの。
■一言メモ■
地元のグルメには、そこそこ知られた店のひとつです。
料理は少し創作の入った地元料理で、今日食べた中でトルテーヤがある意味他とは違う発想で、また味も良く面白い一品でした。
最近バルセロナで食べるトルテーヤの良し悪しって、なんだか中身の半熟加減ばかりに目が行っているのですが、こう言うのもありと思います。
それ以外の料理について述べると、特に抜けたものはありませんでしたがまあ大体合格点の範囲で、量も多いので地元スペイン人には受けると
思います。
あと、店の作りなんですが雰囲気はオーナーの趣味?
個性的で可愛いですし、なんだか笑える他で見かけない店です。
この日の客層は地元より外国人が多かったですが、ただ客の入りは満席には程遠く、3割ほどの入りで不景気を実感。
ちなみに、隣にあるインチキ寿司レストランはなぜか満席・・流行と言うのは恐ろしいものですね。
評価68点
正直、悪く無い店だと思いますよ。