将来を約束された天才シェフのクリエーション「第2のフェラン・アドリア」との呼び声も高い才能溢れるシェフSanti氏が腕をふるうレストラン”RestauranTOC “。
ミシュランのレコメンド店に選出、フィガロの選ぶバルセロナのベストレストラン10店にも選出など、そのクオリティーの高さは容易に推し量ることができる。
高級店での修業を重ねたSanti氏が自身の店を最初に開いたのはバルセロナ郊外。
だがその魅力溢れる料理は瞬く間にバルセロナ中に知れ渡り、新しく中心地にオープンしたのが今の店だ。
…という、店に来ました。
雑誌、ガイドブックなどで紹介されているこの店の記事をそのままコピーさせてもらいましたが・・
さて私が実際行ってみてどうだったでしょうか!
レポートします。
店は、1階の入った所にテーブルが三っほどと奥にキッチン。
二階に20席弱で決して大きくない店です。
最初のアミューズ。
牡蠣のゼリー、この下の葉っぱごと食べて下さいとのこと。
レモンの味が最初にしてその後、確かに牡蠣の味が。
面白いですね。
これ結構気に入りました。
何のスープでしたか?
忘れてしまいました(笑
ゴックンと飲み干して・・。
お味は普通。
一口サイズのフォアグラ。
周りは透明な水飴で包んであり、その上にリンゴを細かく切ったもの。
まあ、これは普通にフォアグラの味でそれ以上でも以下でもない。
さて、ここから料理。
前菜の一皿。
赤エビのタルタルの中に今バルセロナで流行りの鱒のイクラが入っていて
上にはあさりのむき身。
上品な味で悪くはありません、奥さんお気に入り。
トリンチャット。
上に乗ってるのは豚バラが大学芋の様に調理されていています。
黒いのは、血入りのソーセージ。カリッと焼けています。
今日食べた中ではこれが一番。
この大学芋、これから先も忘れないと思える印象に残る一品でした。
ご飯料理です。
上に乗っているのは鰯ですがカリッと焼けて良い感じです。
あと、ウニがのっていますが、日本と違いこちらのウニなので
それなりの味しかしません。
ご飯はしっとり感がなくパサパサで、また量も多くてなんだか、最後は食べ飽きて残してしまいました。
イマイチでしょうかこれは.
手長エビとその下にロール状になったチキンがあります。
海の幸と山の幸というところでしょうか。
手長エビの鮮度の良さはあまり火を通していない事もでもわかりますがチキンとの組み合わせは何だかちぐはぐで、手の込んだ料理なのですが
いま一つインパクト欠ける物でした。
■一言メモ■
全体的な印象としては悪くはないです。
エルブジ系の奇をてらったチマチマ多皿料理かと思って行ったのですがどちらかと言うとクラシックな料理を今風にアレンジした範囲で量も十分あり最近のバルセロナの流行のレストランの中にあっても間違いなく美味しい方です。
二人で今日の料理にワインが一本20ユーロにコーヒーを最後にそれぞれ飲んでちょうど100ユーロ程ですので、この料理にこの値段でしたら適正価格。
また、サービスも悪くはありません。
マダムも親切に対応してくれますし英語も大丈夫のようです。
満足度 72点