今日はバルセロの港にあるシーフードレストランです。。
この地区には、シーフドレストランが多く、過去に何度も来ていますが今回は日本の旅行口コミサイトの「4travel」でバルセロナで一番人気になっていたレストラン「エル・レイ・デ・ラ・ガンバ」に初めて来て見ました。
さて、まず最初に頼んだのはプルポ・ガジエゴ。
定番のガリシアのタコですが、本来なら少しねとっとした食感であるはずが湯で加減のせいでしょうか、肉が硬くてイマイチ。
マテ貝。
私の大好物です。
量が多くてそれは良いのですが、焼き過ぎで身がゴムの様です。
ムール貝もそうですが、貝は火の入れ方が命。
入れすぎると、どれも小さくプリプリ感が無くなって硬くなってしまいます。
これもイマイチ。
口コミサイトで一番のお勧めになっていたアサリとエビ。
味は良く出ていますが、濃すぎです。
あと、お店の名前は日本語に訳すと「エビの王様」なのですが・・
このエビについて一言うと、殻が紙のような感じで肉が硬くて痩せていて冷凍エビの特徴が良く出ていて、それもかなり安物と思われます。
ちなみに、スペインでエビの王様とは「パラモス産のエビ」
自称王様にしては、随分安物のエビをお使いのようです。
イカ墨のパエリヤ。
いつ見て、グロテスクな食べ物ですね(笑
さて、お味はと言うと塩が効きすぎ。
アリオリソースを付けて食べると少しは、味もマイルドになるのですがその、アリオリも何とも味の無いコクの無いソースでイマイチ。
シーフードパエリヤ。
今日食べた中では、一番美味しかったです。
ただ、その美味しいと言うのは、他に食べた中では、まだましだと言う意味。
上に乗ってるエビと手長エビ両方共に、王様の名にふさわしく無い素材でした。
■一言メモ■
すばり言うと、観光客ご用達のシーフードレストラン。
料理については、これと言って特別なものは全くありません。
ただ、何も考えずに安物の食材を調理して出している、日本の夏の海水浴場にある海の家を少し良くしたレベルでしょうか。
サービスに付いてはこの手の観光客向けのレストランのお決まり事ですがランブラス通り沿いのレストランと同様の客を舐めた接客です。
デザートを食べましたが既製品のアイスクリーム等がプラスチック容器そのままで出てくるという、これまたどうしようもないレベルです。
最後に・・
立地条件は海に近く、夏場にはこの辺りは凄い人出となる最高の場所にあります。
そのせいでしょうか、店は3号店も出すほどの大繁盛。
ただ、もし海沿いの今の場所から離れて市内で営業して、他のレストランとの競合にさらされれば確実に潰れる事は間違いないでしょう。
評価 45点
写真の一部が編集中に無くなりましたので掲載出来ていません。