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Cinc Sentis

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地元バルセロナのグルメの間でも最近評判のミシュランの一つ星の店です。
人気のせいか予約が結構取りにくくて1週間前でも一杯と言われたり・・
先月予約を入れていたのですが仕事の都合で行けなくなり今回やっと行ってきました。
ちなみに、予約の際は普通名前だけですがフルネームで聞かれて当日の午後に再度確認の電話が掛かってきたという、めったに無い経験で・・・
よっぽど混んでるということなんでしょう・・。

さて、お通しの一品目です↑
なんでもない見たままの物で別にコメントする事はありません。

 

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お通し2品目。
クリームのカバと海水のカクテルといったところでしょうか。
ゴックンと飲んで口の中で混ぜて味を堪能してくださいとのこと。
飲んでみて・・・う~んイマイチ。

 

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さて、料理の始まりです。
一皿目は今が旬のキノコのミックスグリル。
悪くはないですが、普通といったところ。

 

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続いて・・ 温泉卵その下にはサツマイモのピューレです横に見えるのはイベリコ豚のバラ肉をカリカリに揚げたもの。
卵を割ると中から黄味がトロ~っと出てきてそれは良いのですが下のピューレもトロ~っとしていて、同じような食感で私的にはミスマッチ
の様にも思えました。

 

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次は、鯖のグリル。
ガスパチョは普通トマトジュースぽいのですがこれは透明なガスパチョとのことでした・・。
お味の方は、このガスパチョ薄すぎです。

 

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余談ですが・・・
日本と違ってこちらの鯖は小さくて貧弱でこの時期でもあまり脂がのっていません。
ガスパチョは上品ですが、インパクトに欠けるものでした鯖にもう少し脂が乗っていると薄味のガスパチョでも、もう少し感じ方が違ったのかも知れません。

 

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今が旬というかこの時期なのでコースとは別に追加で白トリフの一品を注文してみました。
お決まりの秤が出てきて、まずトリフの塊の重さを量って・・。

 

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頼んだカネロニの上にシュリシュリしてもらい。

 

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さて隣の席では、地元のゴージャスおじいさんとおばあさん達のグループがバンバンとベガシシリア(200ユーロちょい)を開けていたので・・・。
こっちらも負けじと、バンバン白トリフをシュリシュリしてもらうぞ!
と意気込みましたが・・・理性が勝ってこの程度にしておきました (汗・
トリフもさることながら、このカネロニは美味しかったです。
今日食べた中で群を抜いた一品でした。

 

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肉です。
下にはポロねぎのソース上には人参の泡とまるでデザートみたいな一品ですね。

さて味なのですが子供の頃食べた牛肉の大和煮という缶詰とそっくりの味・・。
相方はそんな缶詰を食べた事が無いと言ってましたが・・・・
まさに、その味だったんですヨ!
・・夢を壊すようでスミマセン。

 

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料理が終わってプレポストレ日本語に訳すとデザートの前のデザートと言うのでしょうか・。
デザートに行く前の口直しというところでしょうか。
ジンとセロリが入ったシャーベットです。

 

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そしてデザート。
マンサーニーヤのアイスにの上にピスタッチョがのっていて横に緑のビスコッチョ(スポンジケーキ)。

 

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あと、乾き物のこの一品で終わりとなりました。

 

■一言メモ■
今バルセロナのミシュラン星付きレストランでは一番流行っていると思われます。
まだ日本のガイドブックには未だ載っていないので、この日は私達以外はスペイン人と英語圏の人がそれぞれ半分ずつ全部で30席弱のキャパですがもちろん満席でした。
料理は最近の星付きレストランの流れの創作料理ですが、今回食べた中には変に他のレストランで見かける日本の調味料、食材等もなくその点は好感がもてます。
アラカルトは無くコースのみで全部で3種類、今回は一番皿数の少ないコースにこの季節なので白トリフの一品を追加でオーダーしました。
ところで、スタッフのおばさん(結構おしゃべり)と話したのですがここのシエフはどこのレストランへも修業した事もないと聞いてビックリ。
独学ということなのでしょうか。

さて、料理全部食べてみて印象は・・
どの料理もこのクラス(星一つ)のレストランの標準レベルにあります。
その中でカネロニは最近食べた中では印象に残る一品でした。
コースのお値段は46ユーロそれに2人で最初にカバ、白ワインそれぞれ一杯ずつ飲み料理には赤ワイン1本、それが46ユーロ、そして白トリフを一皿追加して二人で合計250ユーロ程でしたのでこの店のコストパフォーマンスは悪くないと思います。
レストランはALKIMIAと同じく小さい作りです。
サービスに付いてはスタッフの料理についての説明も丁寧ですし、テーブルウオッチングもちゃんと出来ていています。

総評・・、
私の本音としてはチマチマした多皿料理すぎて味わうどころかお遊びにしか見えない料理と言うところでしょうか。

評価 72点