日本のガイドブック「地球の歩き方」にも載っている行列の出来る人気のレストランです。
この日は、月曜の夜なのでかあまり混んでいませんでした。
並ぶのかと思いながら開店と同時に行ったらほぼ一番乗りで拍子抜け。
さて、ガイドブックによると夜はアラカルトのみとなっていましたが不景気の影響でしょうか飲み物、デザート込みの定食もありました。
もちろん、私は迷わずアラカルトで注文しました・・。
店の中はこんな感じです。
お昼の定食が10ユーロ程の店とは思えない、とてもきれいでゴージャス。
リネンも紙なんかではなくちゃんとした物を使っています。
この料金クラスのレストランにしては最高の部類といっても差し支え無いと思います。
さて肝心の料理はというと・・・
まず前菜に注文した野菜のパステル。
味は・・・・というと生地がベチョベチョで上にかかっているソースはスーパーで売ってるマギーのインスタントのソースのようなもので・・・
なんとも冴えない一品でした。
もう一つの前菜は・・・。
ほうれん草のラビオリにまた同じインスタントのようなソース。
ラビオリはゆで加減が中途半端で紙のような食感で最悪でした。
二つの前菜ともに注文して5分も待たずに出てきました・・
もちろん作り置きとは分かっていましたが、あまりにバレバレで笑えました。
メインに頼んだイベリコ豚のグリル。
何がイベリコ豚なのか?全く理解不能な一品。
肉には殆ど味が付いていなく、しょうがないので横についているトマトソースを付けて食べてみましたが・・・・
ただ、甘いだけのケチャップの様な物で・・・
なんなんでしょうこの料理は?
さてもう一つのメインに頼んだ牛肉とクスクスその上にカレーソースという一品です。
硬いだけで全く肉に旨味を感じないばかりか、またスーパーで売っているインスタントカレーソースの様なレベルで・・・・。
よせば良いのにどの皿にもこれでもかと言うほど、大量のソースがかかっています。
この後、普通ならデザートとなるのですが。
さすがにこんな料理を続けて出されると、ほんとに悲しくて帰りたくなりコーヒーを飲んでお勘定してもらいました。
メニューを見ると面白い事に気が付いたので写真に撮ってみました。
良く見ると、結構メニューの数は多いのですが値段は似たり寄ったりですが、なんとただ一つとして同じ値段はありません。
それぞれ10セント、もしくは15セントづつ値段に差が付いたりします。
仕入れの値段は季節によっっては一定しないはずなのになんなんでしょうこのたった10セントの値付けの差、そしてその意味は?
日本円に直すとたったの15円ですよ。
■一言メモ■
日本の「和民」「白木屋」などは、殆どの人がご存知と思いますが一つの会社がそれぞれ違うブランドでチエーン展開しています。
こちらバルセロナでも事情は似ていて、一つの会社が似通った料理、サービス、店の作り、値段付けの店を名前を変えて何店も出して・・・一種のチエーン店経営になっています。
今日行った、この店もその一つでこの他に「La Fonda」「Les Quinzanit」等、ガイドブックでもおなじみの超人気店を経営しています。
私は、勝手にですがこのチエーンを「La Fonada」グループと呼んでいますが・・
さて、料理についてですが・・・・
基本的に料理については辛口評になりがちなのでこれでもなるべくそうならないように抑えて書いているのですが
今日食べたこの店の料理については文句を付けずにいられません。
ただ既に、料理の紹介写真の下にそれは書いたので改めて書きません。
評価59点