バルセロネーターの市場内にあるという珍しい立地のミシュラン一つ星レストランへ行ってみました。
レストランは市場の二階にあり見ての通りにモダンで広々とした店内。
まず、おつまみに揚げせんべいが出てきました。
黒いのがイカ墨、緑のがなんと日本の青海苔を使っているようです。
最初お通し三品がでてきました・・
まず一品目がこれ、ヒラメのすり身に横の黄色いのが人参のピューレ。
ちょっと、接近してみますと・・・
揚げたパセリがちょこっと乗っかっていますね。
お次は、地元のカタールニャ産のチーズ、クリーム系のチーズを
丸めてそのまわりにナッツをまぶして上には紫のパンジーの花弁。
中華のレンゲの上に乗っかってます。
お通しの最後はコロッケ。
中身にはオレンジが使われているようでオレンジ味のコロッケでした。
半分に割って中を確認して食べたのですが・・・
アチチチ！！
もう少しでやけどするぐらい熱々でぱくっと食べたら大変なことになってました。
ここから料理になります。
まずは、地元カタルーニャワインの産地ペネデス産の鳥を使ったカネロニ。
上に刺さってる二枚のスナックもなんとキノコ味！
接近画像・・カネロニの上にもキノコが乗っかっています。
さて魚です。
サーモネッタ（小型の鯛の一種でピンク色してます）のエスカベーシュ。
見ての通り量が結構あり食べ応えありましたが、ただ味はイマイチでした。
子豚です。
こんがり焼けていますね。
違う店ですが良く子豚の丸焼きを食べに行くのですが
さすが星付きレストラン、上品な皿に仕上ています。
スズキの焼き物。
下には、パスタを細かく砕いて揚げたフィデウアがひかれています。
なんだかベビースターラーメンそのものでした（笑
プレポストレ（口直しのデザート）
イチゴのムース。
ブラウニー。
プチフール。
手前から、ホワイトチョコ、向こうに見えるのがトリフの生チョコが出てやっと終わりとなりました。
また満腹になりました・・。
食べ終わったのが24時頃という事もあり、お腹一杯の寝苦しい夜でした
■一言メモ■
最初はもう一軒の星付きレストランに行こうとしたのですが予約がなかなか取れなくてここに予約の電話をするとすんなり取れました。
さて、料理の感想は・・・・。
それぞれの皿は今流行の料理と思いますが、味についてはどれもイマイチで、この店の一品とおぼしきカネロニも期待したほどでもなく、最初から最後までダラダラ料理が続いたという感じでした。
店は大きくて超モダンでとても広い店内に贅沢にテーブル間の距離もとってあるのですがこの日は、客が少なかった分寂しい感がありました。
あと、市場の二階と言っても写真でも分る様に屋根裏でもあるわけで屋根が下向きにせり出してそれが邪魔して窓側の席でも外の景色は殆ど見えません。
唯一良かったのは、男性スタッフがこなれていてとても気持ちよく対応してくれました。
どこの星付きレストランもテーブル担当のスタッフは若い人が多いと言うのもありますが、プロ意識もあまり高くないと常々感じていましたが、今まで10年少しスペインの色んな店にいった中ではここが最高ではなかったでしょうか。
予算は、アラカルトで前菜、メインと2皿選んでそれにデザートで一人75ユーロ程です。
コースは5皿で75ユーロ、より高いコースは10皿で110ユーロほど。
コースなら5皿の75ユーロので充分お腹一杯になりますし、夜だと食べすぎで眠れない事になりかねませんので10皿は論外です。
ワインは一通り揃っています、一番安いのは18ユーロぐらいからと他の星付きレストランよりその点は良心的と言えます。
評価 ６４点
